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2012年1月13日掲載

前国際交流基金理事長 小倉和夫氏が反グローバリズム運動を紐解く 国際関係研究科特別セミナー「反グローバリズムの系譜学」を開催

 国際関係研究科は、1月11日(水)、衣笠キャンパスにて、特別セミナー「反グローバリズムの系譜学」を開催した。会場には、本学学生、教職員に加え、各国から来日している国際交流基金フェロー等、約150名の参加者が訪れた。

 サブプライムローン問題からヨーロッパ財政危機へと、常態化したグローバル資本主義の危機を背景に、世界ではOWS(ウォール街占拠運動)をはじめとする反グローバリズム運動が顕著になりつつある。運動は、グローバル資本主義に対するアンチテーゼの意味合いが強く、背景や担い手は多様であり、過去の様々な社会運動とも複雑につながっているため動向が注目されている。

 本セミナーでは、2011年まで国際交流基金の理事長を務め、反グローバリズム運動の背景や動向に詳しい小倉和夫・国際関係研究科客員教授を迎え、運動の文化的特質、可能性と限界について討議を深めた。
 小倉教授は基調講演において、反グローバリズムはグローバリゼーションの過程に埋め込まれたものであることを豊富な事例の紹介とともに語った。その後、ディスカッションでは山下範久・国際関係学部教授が再帰的近代化との関連、および1968年の世界革命との類比について質問を投げかけた。また、文京洙・国際関係学部教授からは、韓国における反グローバリズムおよび反米運動の文脈から、新自由主義化する世界における東アジアの進路について問題提起がなされた。

※小倉和夫氏のプロフィール
立命館大学大学院国際関係研究科客員教授。東京大学法学部、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。外務省入省後、経済局長、外務審議官、駐ベトナム大使、駐韓国大使、駐フランス大使などを歴任。2011年まで独立行政法人国際交流基金理事長。著書に『グローバリズムへの叛逆』(中央公論新社、2005年)など。

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