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PICK UP : 2011 年

2011
 

2011年12月24日掲載

超高齢化社会における介護の問題を提起する 上野千鶴子特別招聘教授 着任記念学術シンポジウムを開催

 12月23日(金)、衣笠キャンパスにて、2012年4月より上野千鶴子氏が先端総合学術研究科の特別招聘教授に着任されることを記念し、シンポジウムを開催した。会場には約150名の参加者が訪れた。

 冒頭では、川口清史・立命館総長より「先端総合学術研究科は生存学の研究拠点として、2007年からは文部科学省グローバルCOEプログラムにも採択され、成果を積み重ねてきた。そこに気鋭の研究者である上野先生が加わることで、ジェンダー、生存学研究の新しい飛躍が立命館大学から生まれることを期待している」との歓迎の言葉があった。

 学術講演では、上野千鶴子氏が、超高齢化が進む日本社会におけるこれからの介護のあり方ついて、近刊の『ケアの社会学』(太田出版)をもとに、「良い介護とは、介護者の1方向だけではなく、介護する側、される側の相互にとって納得できる行為でなければならない。そのためにも、介護される側、つまり『当事者』の主権(ニーズ)を理解した上での制度設計やケアの実践が重要である」と述べた。また、立命館大学でスタートするこれからの教育・研究について、「先端総合学術研究科には、介護や女性学の現場を持った研究者や社会人学生の方がたくさんいる。現場と経験を持った人が、知識や理論といったツールに出会うことで研究の質を向上させることができると考える。ぜひ、現場の問いを抱えた多くの人にツールを与えられる存在になりたい」と、思いを述べた。


■上野千鶴子氏のプロフィール
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授。NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門は女性学、ジェンダー研究。近年は、老い、福祉、ケアに専門領域を広げている。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞を受賞。『家父長制と資本制』(岩波書店)、『女遊び』(学陽書房)、『おひとりさまの老後』(法研)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)など多数の著作がある。

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