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PICK UP : 2011 年

2011
 

2011年05月23日掲載

第4回 京都21世紀教育創造フォーラム 日本の未来と人づくりを開催

 5月12日(木)、京都堀川音楽高等学校にて、第4回京都21世紀教育創造フォーラム「~巨大震災に打ち克つ~日本の未来と人づくり-21世紀社会の次世代のリーダー像」を開催した。 今フォーラムは、2007年以降3回にわたり、次代を担う子どもたちに、社会は今何が出来るかを、京都から提言するというテーマで行われている。4回目となる今回は、未曾有の震災を経験した我が国にとって必要になる次世代のリーダー像についての議論の場となった。

 第一部の基調講演では、アテネ・北京オリンピックバレーボール全日本女子チーム監督・アスリートネットワーク理事長である柳本晶一氏が講演を行った。
 柳本氏は、自身の経験に基づいたバレーボールの世界から見た組織論を展開し、「チームが上を目指すにはまず目標を明確にしなければならない。そしてより高い目標を掲げることが成功に繋がる。」とし、「世界で戦うためには、コートでの120点を活かすための+30点の人間力が必要。その人間力は挫折を経験している選手が出せる。」と、目標とキャスティングの重要性を語り、バレーボールに限らず本番外での経験の大切さを訴えた。

 パネル討議では、小川理子・パナソニック社会文化グループ グループマネージャーを進行役とし、リーダーを育てるための教育の在り方を中心に議論が進められた。
 荒瀬克己・京都市立堀川高等学校長は、「ありとあらゆる教科を学ばせ、基礎を定着させなければならない。大学の入試の在り方を再考すべき。そして、大人は子どもに対して結果を与えるのではなく、機会を与えなければならない。」と、大学入学前の小中高の段階での基礎力定着を訴えた。これに対し、是永駿・立命館アジア太平洋大学長は、大学側の立場から、「グローバル人材を育てあげるには、言語力と異文化交流力が大切。企業が海外に目を向けざるをえない現状が逆にグローバル人材を育てる追い風となっているのではないか。」と、大学キャンパスでの留学生との交流の必要性を述べた。

 また、堀場厚・堀場製作所代表取締役会長兼社長が、「リーダーはポピュリズムに走らず、信念を持つべき。」とリーダーの在り方について言及した。それに対し、門川大作・京都市長は、「一人ひとりが自らの考えを持って相手を啓発するリーダー性を発揮できる社会が理想であり、その延長線上に真のリーダーが生まれるのではないか」「安心安全な国づくりよりも、まず問題が起こった時にどう対処できるか判断出来る人を育てていかなければならない。」と、自身の考えるリーダーを生み出す環境と震災に際してこれから求められる日本人の姿勢を提言し、このパネル討議を締めくくった。

 フォーラム終了後、パネリストに対しての学生記者会見が行われ、部活の部長をしていたという高校生からの「どうすれば部員をうまくまとめられるのか。」という率直な質問など、学生だからこそ気が付くような多くの質問が寄せられ、パネリストと学生がお互いを刺激し合い、学びを深める場となった。

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