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PICK UP : 2011 年

 

2011年03月28日掲載

第15回京都教育懇話会 「困ったときこそ『教育』の出番 -今、私たちに出来ること」を開催

 3月23日(水)、京都市総合教育センターにて、第15回京都教育懇話会を開催した。当初は「グローバル人材をどう育成するか?-議論を通して考えるリーダー像-」をテーマに想定していたが、3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震を鑑み、「困ったときこそ“教育”の出番-今、私たちに出来ること」という現状に即したテーマの下、議論を展開した。

 第1部では、災害復興支援の専門家であり龍谷大学法学部准教授の深尾昌峰氏が、ボランティアの現状と、リーダーに求められる資質についての講演を行った。
 深尾氏は、「セクターの垣根を越えた、様々な人々が地域の公共人材として活躍できる『地域公共人材』を育成し、セクター同士をつなぎ合わせた公共圏をつくり出さなければならない。そのためには、議論を活発に促し、『民力』を引き出してくれるリーダーが必要である。学生はこれを機会として捉え、ボランティア等を通して社会に対しての考えを深める学びの時間としてほしい」と若い力への期待を込めて語った。

 続いて、陰山英男・立命館小学校副校長が、「今私たちが出来ること」を観点に「公共放送から民放まで流されている映像は同じようなものばかり。子どもたちが見させられ続けたらどうなるのかが全く考えられていない。子ども向けの番組やラジオでアニメソングを流し続けるといったメディア側が臨機応変に対応することが大切」と報道の在り方と子供に対するケアについて言及した。
 また陰山副校長は、「むやみに政府の対応等に対して批判をするのではなく、実際に自分自身に今何が出来るのかを考えて行動し、意見交換を積極的に行ってほしい」とも語った。

 次に、特定非営利活動法人NPOカタリバ創設者/代表理事の今村久美氏が、自身の活動体験から見た、理想の教育についての講演を行った。
NPOカタリバでは、動機づけのきっかけの格差をなくし、若年層が生きる力を備えた社会を目指している。今村氏は、「教育を学校に丸投げしてきた社会から脱却し、あらゆる社会の構成員が教育の担い手にならなければならない。社会に足りていないのは対話の時間。今何が出来るかを一緒に考える延長線上にリーダーが見えてくる」と対話型コミュニケーションの必要性を述べた。

 第2部では、カタリバ方式によるグループディスカッションを行った。会場に集まった110名が5~6人のグループになり、輪になって肩揉みをし、初対面の参加者同士の緊張を取り除くアイスブレイキングゲームを行った。
 和やかな雰囲気となった後、2人1組となって『人生モチベーショングラフ』をお互い見せ合う自己紹介を行った。今自分に出来ることを書く『約束カード』の発表も行い、会場からは歓声と拍手が沸き起こる場面も見られた。

 カタリバ式ワークショップにより活発な意見交換がなされ、会は幕を閉じた。

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