このページのトップです。

ここからメインコンテンツです。

PICK UP : 2010 年

 

2010年12月24日掲載

MOT(技術経営)シリーズ 第2回「世界シェア95%の男たち IT創成期を勝ち抜いた企業の“光と影”」

 12月4日(土)、立命館アカデメイア@大阪にて、MOTシリーズの講演会を開催した。
MOTとは、Management of Technologyの略で技術経営を意味し、最高の技術と最高の経営を組み合わせ、競争力の高い製品やサービスの創出を目指す。MOTシリーズは、研究開発、事業化プロセス、技術マーケティング、知的財産など、最近の注目すべきイノベーション事例を題材とし、立命館MOT大学院の教員がアカデミックな観点においてどのような特徴があるかを解説し、企業担当者が実践例を紹介する全3回の講演会。

 第2回である今回は、会場での講演に加えて、Ustreamでのライブ配信も実施した。講演は、株式会社シンクロア(12月1日より社名を「Kii」に変更)の代表取締役である荒井真成氏を迎え「世界シェア95%の男たちIT創成期を勝ち抜いた企業の“光と影”」をテーマに行った。
解説は、田尾啓一・テクノロジー・マネジメント研究科教授がベンチャービジネスの特徴、日本における開業率の減少や企業の成長ステージにおける課題、起業家が備えるべき資質について説明した。

 荒井氏は、ベンチャー企業の経営者として、赤外線通信やデータシンクロなどの新技術を発表し自ら市場を創造した経緯や、標準化による市場独占の戦略、ベンチャー企業に対するアメリカと日本の違いを述べた。
荒井氏は、「シリコンバレーでは競争が激しく、スピードが求められる。開発が20%の段階でも投資家にプレゼンして資金を集める才覚と度胸が必要。市場の独占には2つの方法がある。既にある市場で良いモノを作り勝ち抜く。もう一つはまだ存在しない市場を見つけ、新しいテクノロジーを普及し、仲間をどんどん引き入れて市場拡大する。前者は競争が激しく、後者は市場をコントロールできるので勝つ可能性が高い」と語った。

 また「成功するには、運が必要。運を軽く見ないこと。自分に運がない場合は運がある人物を会社に巻き込む必要がある。シリコンバレーでの起業は、自分の金は一切出さないのが定説。資金獲得のためエンジェル(投資家)を説得するので、エンジェルからアドバイスをもらい自分のビジネスプランをリファインできる。日本に比べてドライとされるアメリカにおいても、人間関係が大事。多様な人間関係が作れない人は成功しない。」など、自らの体験を踏まえてわかりやすく紹介した。

 講演後は参加者から、エンジェル投資家の資質、成功する起業の必要事項などについて質問があり、活発な質疑応答を行った。

 その後、懇親会を行い、終始和やかな雰囲気の中、講師を取り囲み交流を深めた。

株式会社Kiiの詳細はこちら

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科(MOT大学院)の詳細はこちら

MOTシリーズの詳細はこちら

ここからサブコンテンツです。

ここからフッターです。