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PICK UP : 2010 年

 

2010年12月24日掲載

学園創立110周年企画 わだつみ像生誕60周年「しかしそれだけではない 加藤周一幽霊と語る」上映と対談 開催

 12月4日(土)、衣笠キャンパス・以学館2号ホールにおいて、映画「しかしそれだけではない 加藤周一幽霊と語る」上映と対談を開催した。

 昭和18年10月21日雨中の神宮外苑競技場で催された「出陣学徒壮行大会」の公開記録である『学徒出陣』と日本を代表する評論家であり、立命館大学国際平和ミュージアム初代館長の加藤周一氏の生前インタビューを綴ったドキュメンタリー映画『しかしそれだけではない 加藤周一幽霊と語る』の上映を行った。「戦争・対立の時代から平和・共生の時代へ―みて・かんじて・かんがえて、その一歩をふみだそう―」をテーマに、「しかしそれだけではない」という言葉が表すように、様々な角度から事象を見つめてきた加藤氏の残したメッセージから、平和の大切さついて考える企画となった。

 上映後は、映画のプロデューサーである桜井均・映像学部客員教授と安斎育郎国際平和ミュージアム名誉館長との対談を行った。
対談は、安斎名誉館長と加藤氏との出会いから始まり、桜井客員教授により、映画撮影時の様子やこの映画のラストシーンにある夢幻能のような描写と空の描写が奇妙な偶然によって撮られたことを桜井客員教授が語った。

 映画の情報を交えながら、加藤氏が「今と昔」、「若者と老人」、「生きているものと死んでいるもの」など、まるで対地にいるように思われるものの中に普遍的なものを見出したことや普遍的なものから状況や他者に流されない思考を持ちえたことが、加藤周一たる理由であること、そしてそれを作り上げたバックボーンについて、対談を進めた。

 最後に、安斎名誉館長が延坪島(ヨンピョン島)の事件の報道を例に出し、「情報産業で働く方と一緒に、自由が抑圧されていることの本質を明らかにして意識化していくことが私たちの次の行動に繋がる。平和が戦争によって損なわれてきた時代を生き抜いてきた加藤先生の生き様からメッセージを受け取らなければならない」と締めくくった。

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