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PICK UP : 2010 年

2010
 

2010年12月17日掲載

京都府立堂本印象美術館「人を描く-情景から造形へ-」を開催中

 12月3日(金)より、京都府立堂本印象美術館にて、「人を描く-情景から造形へ-」の企画展示が始まった。
今回の企画展では、数多くの堂本印象の作品の中から人物画のみを展示、その多彩な表現の変化がテーマとなっている。

 1階から2階のスロープへは、高山右近やガラシャ夫人、本阿弥光悦などの歴史上の人物を扱った作品を配置、さらに奥に進むに従って堂本印象の家族、当時の女優など実在する人間をモデルにした絵画が並ぶ。
 2階の展示室では、これまでの日本画的な絵画と、1952年の渡欧経験を通じて、現地の美術に影響を受けた抽象絵画が左右に分かれ展示している。
 中でも、1954年の『運命の始めと終り(受胎告知)』は、ヨーロッパから帰国した堂本印象が新作として発表した作品であり、それまでの画風とは異なるマリアの身体描写が異彩を放っている。日本の伝統的な形式である屏風に使われる絹本に、西洋的な宗教モチーフが描き込まれ、当時の日本画と西洋画の融合が図られている点も興味深い作品である。

 学芸員の山田由希代さんは「初期から晩年にかけて様々な作品を描いた堂本印象を『人』に焦点を当てて鑑賞することで、当時の文化や作者の内面を感じ取って欲しい」と語った。

 また、当館ではミニ企画「印象のペン画」も行っており、堂本印象がローマやフィレンツェを巡った随筆『美の跫音-ヨーロッパ美術紀行』の挿絵原画が飾られている。

 「人を描く-情景から造形へ」は、12月3日(金)から2011年5月29日(日)まで開催中。
 12月11日(土)には、島田康寛・堂本印象美術館館長による講演会「土曜美術茶論-『人』を描く」を開催した。

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