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PICK UP : 2010 年

 

2010年12月17日掲載

立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO) 食料研究拠点シンポジウム「食料輸出立国を目指した先進的アグリ技術と立命館大学」開催

 12月3日(金)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)食料研究拠点シンポジウム「食料輸出立国を目指した先進的アグリ技術と立命館大学」を開催した。

 今回のシンポジウムは、食料自給率の低下や耕作放棄地の拡大、TPPなどによる農業関税の撤廃など、日本の農業や食料生産の行く末が問われているなかで、日本農業のポテンシャルを生かした「食料輸出立国」を目指して、農業をめぐる動向を学び、立命館大学での農業や食料関連の研究の紹介を行うとともに、先進的な産・農・学・官の連携を深めることを目的に開催した。

 第1部では、機構長代理の村上正紀・立命館副総長が本シンポジウム開催の背景説明を兼ねた開会の挨拶を行った。
 続いて、キヤノン・グローバル戦略研究所の研究主幹である山下一仁氏が、「農業ビッグバンの経済学-グローバル化と人口減少時代の農政改革」と題して基調講演を行った。山下氏は、日本農業発展のポテンシャルを指摘するとともに、価格支持政策と減反を基本にした農政の問題点を指摘し、「座して農業の衰退を待つよりは、直接支払いによる構造改革に着手すべきではないか」と強調した。

 第2部では、建山和由・理工学部教授と久保幹・生命科学部教授が本学の研究活動について紹介を行った。

 建山教授は、「立命館における食に対する総合的アプローチ」と題して講演を行った。土木工学・建設施工学の専門家として培ってきた「情報技術+マネジメント」の知見を農業と融合させて、植物工場の実用的展開へ向けた研究や、生産者・消費者の信頼関係の構築(都市農業のあり方に関する提案)、滋賀県・草津市をフィールドとした生産・消費者協調型食システムの地域における提案と展開について紹介した。

 久保教授は、「安全・安心な食料生産へ向けた環境評価指標」と題して講演を行った。21世紀に目指すべき食料生産は「自然共生型食料生産」「科学に基づいた再現性のある有機農業」であるとして、それを実現するために独自に開発した土壌肥沃度指標(SOFIX)、堆肥品質指標(MQI)、有機資材品質指標(OQI)などを紹介し、これらを用いた農業生産や、土壌や有機肥料、農産物の認証による販売を行うことを提案した。

 その後、「若手研究者による研究発表」として、11名の研究者が植物成長、機能性食品、政策の3つの分野からショートプレゼンテーションとポスターセッションを行った。これらは、農学部をもたない本学においても、各学部・学科で農業・食料生産に関する研究が積極的に進められていることを示すものとなった。

 第3部では、企業活動紹介として、農事組合法人伊賀の里モクモク手作りファームの専務理事・吉田修氏が講演を行った。吉田氏は、農産物の生産、加工、流通から農業公園やレストラン、農業振興コンサルタントなどを一体化したモクモク手作りファームの事業とその理念を、ユーモアを込めて情熱的に語り、これからの農業のあり方の1つを示した。

 企業関係者、農業生産者、研究者など約130人が参加し、盛況のうちに幕を閉じた。

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