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PICK UP : 2010 年

2010
 

2010年12月15日掲載

『自分に何が出来るか』次の世代へ思いをつなげ 学園創立110周年企画「わだつみ不戦の誓い」鼎談 開催

 11月28日(日)、衣笠キャンパス・以学館2号ホールにおいて、「わだつみ不戦の誓い」鼎談を開催した。「わだつみ像」の生誕60年を記念した今回の講演会は、パネリストに産婦人科医の中村はるね氏、女優の東ちづる氏を迎え、「戦争・対立の時代から平和・共生の時代へ―みて・かんじて・かんがえて、その一歩をふみだそう―」をテーマに、平和の大切さついて考える場となった。

 まず、戦争で命を落とした学生たちの手記『きけわだつみのこえ』を刊行し、わだつみ像の制作に携わった父・中村克郎氏の意志を継ぎ、「わだつみ平和文庫」の設立に尽力した中村はるね氏とボランティアの人々の奮闘を記録したドキュメンタリー映像(テレビ山梨製作)を上映。

 上映終了後、中村氏、東氏、コーディネーターの安斎育郎・国際平和ミュージアム名誉館長でパネルディスカッションを行った。

 ドイツ国際平和村でボランティア活動を行う東氏は、戦争で傷ついた子供たちの映像を上映した上で、「事実を伝える教育をしていくことが大事。戦争を遠い世界のことだと思うのではなく、勉強し、知り、想像し、自分の考えを自分の言葉で表現する事こそが必要。日本の若者たちにはまだ足りていない」と述べた。また、東氏は「自分が自分らしく豊かな心で生きていく。そうしないと他人を大切にできない。そして、子供たちが自分を大切にできる環境づくりを、大人たちがしていくことによって、平和が自然なものになっていくのでは」と熱く語った。

 また、安斎名誉館長は「日本には平和に関する博物館が多いが、教育に活かしきれていない。平和ではない地域を知って、学生たちが『自分に何が出来るか』を考え、エンパワーをつけられる様な教育を目指したい」と述べた。

 最後に、中村氏は「医者として、毎日患者と接する中で、話をして受け止めることの重要性を実感している。戦争の酷さ、平和の大切さを伝える資料の保存は難しい。でも、なんとか皆さんに協力して頂き、残りの人生を『戦争の廃絶』に懸けている父の思いを残していけたら」と締めくくった。

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