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PICK UP : 2010 年

2010
 

2010年12月01日掲載

「人=草」という発想 文学部リレー講義 第5回「日本文化の奔流」開催

 10月27日(水)、衣笠キャンパスにて文学部リレー講義「日本文化の奔流」を開催した。5回目の今回は、立正大学文学部教授の三浦佑之氏を講師に迎え、「青人草―人はいかにして生まれたか―」というテーマで『古事記』についての講義を行った。

 『古事記』の上巻で、イザナキが死んでしまったイザナミのもとを訪ね、黄泉の国を訪問する神話がある。その終盤の二人の会話には、『宇都志伎青人草(うつしきあおひとくさ)』『汝国之青人草』という言葉が登場する。この『青人草』という言葉の解釈について、三浦氏は新たな説を提示した。

 元来『古事記』の研究で、『青人草』という言葉の解釈は『青々とした草のような人』とされている。しかし、三浦氏は「この解釈に従うならば、『青人草』ではなく『青草人』の語順でなければおかしい。そして語順通りに解釈するなら「青人草」の解釈は「青々とした人である草」である」と従来の解釈を否定した。三浦氏は、「『人は草である』という発想は、人は死ぬが、また新たな命が多く生えてくるという『古事記』の文章が合う」とも述べた。
 
 三浦氏の分かりやすく丁寧な解説に会場は聞き入り、講義の最後には受講生たちから多くの質問が挙がった。

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