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PICK UP : 2010 年

2010
 

2010年11月04日掲載

大事に次の世代に伝えていく 2010年度後期文学部リレー講義 第4回「日本文化の奔流」を開催

 10月20日(水)、衣笠キャンパスで文学部リレー講義第4回「日本文化の奔流」を開催した。今回は、国宝修理装潢師連盟理事長の岡興造(岩太郎)氏を講師に迎え、『表装技術による文化財の修理(守り伝えること)』というテーマで講義を行った。

 表装は、表具とも呼ばれ、紙または布を張って巻物や掛け物、襖などを仕立てることである。岡氏は、表具師の仕事には当初、新しい作品を仕立てることや古美術の見直しなどがあり、個人を相手にしていたと述べた。戦後、生活習慣の変容に伴い畳や襖がなくなっていき、材料や表具師の仕事が減っていった。その中でも、戦災を逃れた京都には材料が残っており、そのためにGHQに二条城障壁画の修理を命じられた。この後、公の仕事が増えていき、表具師は文化財保護法の成立もあって修理の専門家となった。

 講義の中で岡氏は現在の修理の技術や方法などを説明し、「大事に次の世代に伝えていく」と語った。

 講義の終わりには受講者から多くの質問が寄せられ、一番時間が掛かったお経の修理では全体で26年も掛かったことを説明した。岡氏は「写経する方が早いですね」と語り、笑いが起こる場面も見られ、講義は和やかな雰囲気の中、終了した。


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