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2010年9月3日掲載
福井の歴史と漢字の成り立ちを学ぶ 「白川文字学 親子ふれあい漢字教室」を開催
8月8日(日)、福井県立こども歴史文化館にて、福井県教育委員会主催「白川文字学 親子ふれあい漢字教室」が開催された。
故・白川静立命館名誉教授は、中国古代人の生活や信仰をもとに漢字の成り立ちを研究していた。その中で、漢字は「体系を持っている」「その構造を理解することによって、記憶も容易となり、適確に使用することもできる」ことを提唱した。立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所が漢字の成り立ちやその元となった物自体を学ぶことを目的に開催している「漢字探検隊」は、現在宮城から福岡まで全国各地で開催している。故・白川立命館名誉教授は福井県出身であることから、福井では「白川文字学 親子ふれあい漢字教室」という名称で、初めての開催となった。
今回は、白川静名誉教授をはじめとする郷土の偉人の業績を伝える福井県立こども歴史文化館を会場に、展示物がもとになってできた漢字の成り立ちを知るというテーマで、県内各地から小中学生とその保護者52人が参加した。
継体天皇のコーナーでは「王」、紫式部のコーナーでは「冊・典」、杉田玄白のコーナーでは「病・医・療」、五木ひろしのコーナーでは「歌」などの説明がなされた。また「古代に遊ぶ巨人 白川静」のビデオ鑑賞や「白川静 漢字ワールド」の見学もあった。
参加者からは、「漢字の意味が分かって、漢字が好きになった」「福井の歴史と漢字の成り立ちを同時に知ることができてよかった」などの感想が寄せられた。
「漢字探検隊」は、東京・本所防災館(9月18日(土))、京都・月桂冠大倉記念館(9月25日(土))にて、福岡・太宰府天満宮で10月31日(日)開催する予定である。
また東京では一般向け講座「白川静と東洋文字文化の世界」が6回シリーズで開催中である。
【故・白川静立命館名誉教授と福井県との関係】
故・白川静立命館大学名誉教授は、福井県福井市の出身。
福井県では白川教授への名誉県民賞の授与(2002年)以来、県民が白川文字学を学ぶ環境を整える政策が採られている。「白川文字学の室」の開設(県立図書館)、記念碑の建立(生家跡地)、記念フォーラムや文字学講座の開催など、ソフト・ハード両面にわたる取組が行われている。
2008年度からは「白川文字学」を学ぶテキストと字典を編纂し、県内すべての公立小学校での学習が始まった。立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所(白川研)も福井県と連携し、県の取組をサポートしている。






