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2010年8月11日掲載

『ラースと、その彼女』 公開講座シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ5 開催

 7月24日(土)、朱雀キャンパス5階大講義室にて、公開講座シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ5を開催した。
 
「ひとりだけど、ひとりじゃない –虚構というリアル-」をテーマとしたシリーズ5の3回目となる今回は、グレイグ・ギレスピー監督による『ラースと、その彼女』を上映した。上映後は、村本邦子・産業社会学部・大学院応用人間科学研究科教授と中村正・産業社会学部・大学院応用人間科学研究科教授による対談が行われた。

 この映画は、ラースと彼を支える兄夫婦と街の人の心の葛藤や成長を描いた映画である。アメリカの小さな街に暮らす青年ラースは、優しく誠実だが、長年彼女も作らず、他者との関わりの少ない日々を過ごしてきた。そんなラースが、突然兄夫婦に彼女を紹介したいと言い出し、ビアンカと名づけられた等身大のリアルドールを彼女として連れて来るところから物語は始まっていく。

 対談では、「傷ついた男性を取り上げたかった」と述べた中村教授は男性の立場からの意見を、村本教授は女性の立場からの意見を述べた。また、村本教授は研究分野でもある臨床心理学の面から映画を解説し「ラースの心の一部やラース自身の分身としてビアンカを見ることができる」と語った。

 終了後大講義室前ロビーにて、参加者と両教授がコーヒーを片手に、映画談義に花を咲かせた。受講者の映像学部1回生の学生は「この講座は一貫したテーマで4回やるので、人間と社会のテーマについてとても考えやすい。大きなスクリーンで映画を見ることができるのも魅力、次回も来たい」と語った。

 次回のシネマで学ぶ「人間と社会の現在」は、8月28日(土)13時より朱雀キャンパスにて『トニー滝谷』を取り上げ、団士郎・応用人間科学研究科教授と神谷雅子・産業社会学部教授との対談を実施する予定。

公開講座「シネマで学ぶ『人間と社会の現在』シリーズ5」詳しくはこちら

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