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PICK UP : 2007 年

2007
 

2007年12月26日掲載

映像学部リレー講座「クリエイティブ・リーダーシップ・セミナー」映画監督山田洋次氏 講義開催

 12月7日(金)、衣笠キャンパスにて、映像学部 クリエイティブ・リーダーシップ・セミナーの講義を開催した。今回は、立命館大学映像学部客員教授である山田洋次監督を迎え、「ローマの休日」を演題に、観客の視点ではなく作る視点で映画を観ることをテーマとして講義は展開された。
 山田監督はまず、自身が新人だった当時、映画「ローマの休日」が大ヒットし、先輩の映画監督から「最後のシーンでは、言葉にならない言葉を語っている」と教えられたエピソードを紹介。その後、映像学部1回生の登壇者たちが「ハリウッドの赤狩り」について発表し、山田監督と4人の学生でラストシーンについてのディスカッションを行った。山田監督は、映画を観ながらキャラクターそれぞれの気持ちを4人の学生に尋ねるなど、白熱したディスカッションとなった。山田監督は、「映画の中の言葉がない会話を読み取ることが出来なければ、演出家や脚本家にはなれない。なぜなら、台詞を伝えるようにキャラクターの思いを役者に伝えなければならないからだ。そのために、シャワーを浴びるように映画を見ないといけない」と学生たちを激励し、講義の前半を締めくくった。
 講義の後半では「映画や映像が学校で教えられるのか」との問いに、山田監督は、「私自身、撮影所所属のたくさんのスタッフとの関わりから自然と学び、映画人として成長してきた」と述べ、「撮影所は、ひとりの若い人間を色々な角度からみつめ、確実に育てるシステムだった。しかし、現在ではそういったシステムがなくなり、それに代わるかたちとして大学の教育が見直されている。大学でこそ映画学を教えるべきだ」と語った。
 また、山田監督と映像学部の学生との共同製作となる「京都太秦恋物語」(仮題)について言及し、「この映画を単なる観光映画ではなく、実際に太秦に住む人たちの歴史や生活を綿密に調査し表現する生粋の京都の映画にしたい」と製作に向けた意気込みを述べた。さらに、製作には大勢の学生たちの協力が必要だと呼びかけ、調査やフィールドワークなどの完成まで様々な過程が学生たちの人間形成につながると語った。
講義終了後の質疑応答では「良い映画とは、音の無い映像だけ(サイレント)でも、大筋を理解でき、感動できるもの。映像制作にあたっては、テーマを形として表現する想像力が必要」と締めくくった。

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