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2010年06月08日掲載

グローバル時代の次世代の教育像を考える 「第三回京都21世紀教育創造フォーラム」開催

 5月15日(土)立命館小学校において、「第三回京都21世紀教育創造フォーラム」を開催した。
 このフォーラムは、「日本の未来と人づくり」をテーマに地域や企業・大学ができることについて議論を深め、「京都からの提言」として広く全国に発信することを目的としている。三回目を迎える今回は「グローバル時代の次世代教育像」と題して、産・官・学の第一線で活躍されている方々を迎え討議を展開した。

京都市長・門川大作氏、日本経済新聞社常務執行役員大阪本社副代表・青山髙博氏の挨拶で開幕、続いて前東京大学総長、三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏が「『課題先進国』日本の教育」と題した基調講演を行った。
小宮山氏は、先進国化した日本に今必要なものは『ビジョン』だとし、自動車を例にとり、理論上可能であるエネルギー効率3倍・再生可能エネルギー2倍・物質循環システムの構築を2050年に向けて実現させるべきといった構想を盛り込んだ『ビジョン2050』について語った。
また、快適なまちづくりを目指す「プラチナ構想ネットワーク」について解説し、「地域からの強い行動と中央からの支援が同時に動いていかなければならない」と述べた。

 続くパネルディスカッションでは、パナソニック社会文化グループ・グループマネージャーの小川理子氏をコーディネーターに、小宮山宏氏、京都市長・門川大作氏、文部科学副大臣・鈴木寛氏、島津製作所代表取締役会長・服部重彦氏、川口清史・立命館総長をパネリストとして迎え、「グローバル時代の次世代の教育像」について議論した。

 まず、小宮山氏の話を受けて、門川氏は「今は学校の学びが、社会に出たときの知恵になっていない。本当の学びを身につけさせる必要がある」と語り、川口立命館総長からは「中高生のうちから大学で伸びる力を身につけさせなければならない。そのために大学としては、社会の変化と学校の変化を受け止め、さらにその変化を伝えていかなくてはならない」と強調した。また、鈴木氏は「教育と社会の仲立ちが必要。行政・地域・学校・保護者で役割分担をし、一つの目的を共有していかなくてはならない。是非京都から動き出して、理想の社会像を世界に発信していってほしい」と訴えた。服部氏は、企業が求める人材像という面から「経験が全てである。経験を積み重ねてきて、諦めない精神を持った人が強い」と述べた。各界のリーダーたち独自の視点に、800名を超える聴衆は熱心に耳を傾け、盛況のうちに幕を閉じた。

 閉会後、会場を移して、全パネリストを取材対象とした「学生記者会見」を行った。関西一円10大学・4高校から約100名の学生が集まり、学生議長団による運営の下、熱心な質疑が展開された。

 橋本さくらさん(文学部4回生)の「塾などの民間教育に対して期待することは何か」という質問に対し、鈴木寛氏は、「子供に良い教育を提供したいという気持ちを持っているならば、例え学校でなくても、非常に有効なものなのではないか」と回答した。また『日本の教育の強み』『障害者支援について』『大学入試の問題点』など様々な質問があり、学生にとって有意義な記者会見の場となった。

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