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PICK UP : 2009 年

 

2009年06月18日掲載

京都教育懇話会設立一周年記念シンポジウム 開催

 京都の産学公・メディアが一体となり、次代を担う子どもたちのために活動を展開する「京都教育懇話会」の設立一周年記念シンポジウムが6月10日(水)、朱雀キャンパスにて開催された。今回は『日本の未来と人づくり チャレンジ精神が活路を拓く~子どもが一番輝くとき~』をテーマに、各界から有識者を招き、熱い議論を展開した。

 はじめに京都教育懇話会会長の堀場厚氏(堀場製作所会長兼社長)が、教育における人づくりの重要性を述べ、教育は教育機関だけではなく地域、企業、行政、メディアが協力して行うことの必要性を改めて訴えた。

 次に、堀場雅夫氏(堀場製作所最高顧問)による基調講演が行なわれた。講演の中で堀場氏は、「人づくりの土台は教育であり、家庭や学校での教育、さらには社会全体の価値観が人づくりに深く関わる」と述べた。また「未来は予測するものではなく、自分で作り出すものである」という計算機科学者アラン・ケイの言葉を紹介し、自ら未来を開拓しようとする自立・創造的姿勢を教育を通じて浸透させるべきだとした。

 その後、陰山英男氏(立命館大学教授・立命館小学校副校長)をコーディネーターに迎え、堀場雅夫氏、門川大作氏(京都市長)、寺脇研氏(京都造形芸術大学教授)、堀木エリ子氏(和紙ディレクター・堀木エリ子&アソシエイツ代表取締役)の5氏がパネルディスカッションを行った。その中で、画一的教育の見直しの必要性が指摘されたほか、子どもに対して同じチャンスを与えることは大切であるが、同じ結果を求めるところに矛盾があるとし、安心、安全を第一とする教育方針ではなく、失敗や苦労を経験させる教育を推進することが、今後ますます教育の基礎を築く人づくりにおいて重要であるという見解を示した。さらに堀場雅夫氏は、ゆとり教育の反省を踏まえながら「教育とはeduce(能力を引き出すこと)」であり、学生が意欲的に行動する機会を社会全体で提供すべきであると主張し、人づくりこそが次世代の教育を支えると述べた。

 また、シンポジウムでは会場参加者からの声もひろいながら進行し、求められる教育のあり方について深い議論が行われた。

 発足一周年を迎えた京都教育懇話会は、京都から新たな次世代教育モデル創造に向け、その活動の重要性が高まっていることが確認された。

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