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2009年6月16日掲載

全国知事リレー講義 第7回目 真鍋武紀 香川県知事

 5月21日(木)、全国知事リレー講義の第7回目の講義を開催した。今回は、香川県の真鍋武紀知事を招き、「瀬戸内国際芸術祭について」というテーマで講演を行った。
 真鍋知事は、水産庁漁政部長、環境庁水質保全部長といった様々な職を経たのちに、平成10年9月に香川県知事に着任された(現在3期目)。
 今回の講義では、2010年7月19日から10月31日まで開催を予定している「瀬戸内国際芸術祭」について、その意義や目的、内容等を説明した。

 講義の中で真鍋知事は、一部の地域を除き多くの地域における共通の課題として「地域活性化」があるとし、地方の政策課題として「進展しつつある過疎化問題にどのように取り組んでいけばよいのか、あるいは、いかにして過疎化を打開することができるのかが重要である」と述べた。
また、その問題認識と並行する形で、「ものの豊かさ」から「こころの豊かさ」へと人々の認識がシフトしつつある。特に、芸術や文化への関心の高まりは顕著であり、21世紀は経済に加え「文化」の世紀でもある。瀬戸内国際芸術祭開催の背景には、このような社会動向の変化がある点をまずは指摘した。
 次に、瀬戸内海を大きく取り上げる理由として、「第1に、瀬戸内海は古くより多くの人々が生活しており、さまざまな豊かな文化がある。現在のように、道路交通網が発達・整備される以前の主要な交通手段は船によるものであり、瀬戸内海は地方と地方を結ぶ交通用路であった。これらの事情が、瀬戸内海の豊かな文化を形成するのに寄与した。第2に、高度経済成長以降、瀬戸内海の豊かな文化が失われつつあるからである。高度経済成長以後の深刻な過疎化の進展は、必然的に島々の文化の衰退をもたらした。瀬戸内海の文化に着目した地域活性化施策として瀬戸内国際芸術祭を開催し「海の復権(『希望の海』)」を目指す」と語った。

 その後、瀬戸内国際芸術祭の7つのコンセプトを「アート・建築」、「民族-地域と時間」、「生活-住民(島のお年寄りたち)の元気」、「交流-日本全国・世界各国の人々が関わる」、「世界の叡智が集う場所」、「次代を担う若者や子どもたちへ」、「縁をつくる」であると紹介。他にも、様々なアート・文化に関するイベントも紹介し、講義を締めくくった。

瀬戸内国際芸術祭の詳細はこちら

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