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2008年10月8日掲載

第6回国際平和博物館会議を開催

 10月6日(月)、立命館大学の以学館1号ホールにて第6回国際平和博物館会議開会式及び基調講演・記念講演を開催した。
 この会議は「平和創造の空間としての平和博物館~地球的問題解決のためのピース・リテラシーの構築を目指して~」をメインテーマとして掲げ、世界の平和博物館関係者及び一般市民・学生が参加する。開会式には370名もの参加者が集い、その後の講演会には600名以上の方が来訪した。

 開会式では、国際平和博物館会議の組織委員長である安斎育郎・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長が「真実と向き合い、不幸な歴史を繰り返さない為にも、平和博物館を平和の集約地、そして新たな創造の地とする事が必要だ」と、今回の平和博物館会議開催の趣旨を述べた。

 開催初日である10月6日(月)の主な内容は、英国ブラッドフォード大学の名誉客員講師であるピーター・ヴァンデン・デュンゲン氏による基調講演と元内閣官房長官の野中廣務氏による記念講演が行われた。ピーター氏は「この現代に生きる人間にとって平和を認識する事が出来る平和博物館の存在は大きい」と述べ、また、野中氏は自身の政治経験などを織り交ぜながら、平和のために博物館が果たす役割について述べた。

 また、この日の15時30分からの分科会では、「過去を共有し、未来を築くための学び」をテーマに、4人の方が講演を行った。1人目の講演者は、元中学校の社会科教師である岩下美佐子氏で、大阪の中学校に勤めていた時代に、年2回行われていた平和教育のあり方について、自らの体験や反省を踏まえて話した。子供たちの過去の戦争に対する捉え方や、自身の授業への取り組み方、ビデオ観賞時の子供たちの感想等も紹介した。
 2人目は、ニューヨーク大学(米国)のJoyce Apsel氏で、平和や国会の正義、人権を学校で教える授業の大切さについて説明した。3人目の講演者には、ルイヴィル大学(米国)のAlexis Lyras氏とDovers Olympic Movement(キプロス)のEleri Kotziamani氏が登場。オリンピックの創立と社会変化、平和を理論から実際の行動に移す過程についてそれぞれ意見を述べた。4人目は元米国外交官Edward W. Lollis氏が、平和の記念碑についての意味を語り、平和のベル等いくつかの記念碑をモニターに映しながら参加者と意見交換を行った。

 この後も10月7日、8日は立命館大学にて、9日は京都造形芸術大学、10日は広島平和記念資料館に場所を移して会議を実施する。各会場では「平和」をテーマにプログラムが行われる。

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