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2008年6月1日掲載

文学部リレー講義「日本文化の源流を求めて」第4回 桂 三枝氏

 5月7日(水)衣笠キャンパスにて、外部講師を迎えて第4回となるリレー講義「日本文化の源流を求めて」を開催した。今回は、落語家で上方落語協会会長の桂 三枝氏を講師にお迎えし、「座布団の上に広がる笑宇宙」というテーマで講演いただいた。桂小文枝(五代目桂文枝)師匠に弟子入りしたエピソードや、天満天神繁昌亭設立に至る経緯など、笑いを交えた講演に会場は聞き入った。

 落語は寄席を主な拠点として活動する。大阪にも、戦前は多くの寄席が立ち並んでいたが、戦後は落語を専門とする寄席がなくなってしまった。入門してすぐに名が売れた桂氏は、落語界への恩返しとして大阪に落語専門の寄席を作ることを決意し、2006年、約60年ぶりに大阪に定席の寄席である繁昌亭が誕生した。繁昌亭には、桂米朝氏直筆の「楽」の文字が掲げられている。これには、「本格的な落語を目指し、お客さんに楽しんでもらいたい」という想いが込められている。

 落語は聴く人のイメージが頼りである。扇子と手拭だけで、小さな座布団の上には笑いの世界が広がっている。

 最後に、「ぜひ一度繁昌亭に足を運び、笑いの世界に触れ楽しい気分になってもらいたい」と述べ、桂氏は講義を締めくくった。

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