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PICK UP : 2015 年

2015
 

2015年12月01日掲載

アジアを知り、アジアの未来を考える。 Asia Future Session(アジア・フューチャー・セッション)を開催

 11月28日(土)、大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、アジアの未来を考える「Asia Future Session(アジア・フューチャー・セッション)」を開催した。

 まず講演会が行われ、アジアで活躍する3人のゲスト(御手洗瑞子氏〈気仙沼ニッティング代表取締役〉、田口一成氏〈ボーダレス・ジャパン代表取締役社長〉、リム・カーワイ氏〈映画監督〉)による講演が行われた。冒頭、渡辺公三・立命館大学副学長から、感謝の辞とともに「これからのアジアにおいては、『答えを求める』という行為よりも『共有すべき問いを見つける』ことが必要です。本日はそのための機会として、多文化が集い議論する環境を作り出す取り組み『Asia Future Session』を開催します」と挨拶が述べられた。御手洗瑞子氏からは、ブータンでの観光産業の育成活動、そして東日本大震災以降の気仙沼での活動を通して、「アジアでも日本でも大切なことは、それぞれの地域(まち)の課題を良く見て、文化や習慣を知り、それらに合う解決策を探すことです」と現場目線の実践的な言葉が述べられた。田口一成氏からは、ソーシャルビジネスの視点から「単なる支援ではなく、ビジネスを通して社会を変えていきたい。そのためには活動をビジネスとして成功させる必要がある。強い志と努力、考えることより行動すること、自分の社会における役割を考えることが大切です」と参加している留学生を含む学生たちへのメッセージが述べられた。リム・カーワイ監督からは、自身が製作したアジアを舞台にした3つの映画の予告編を題材に、アジア各国の様々な問題に対して「お互いの違いを認め合うことが大切。他国の人間であっても、人と人が触れ合い、つながり、互いの感情を知ることで理解が深まる。その中から解決策が見つかるのではないか」とアジアの課題解決に向けての言葉が述べられた。公演後には、司会の金山勉・国際連携室長からゲスト3人への感謝ともにそれぞれの実践事例に対するコメントが述べられた。最後に300人を超える参加者から3人への盛大な拍手が送られ、大盛況のなか講演会は終了した。

 講演会に引き続いて、アジアの次世代を担う各国の学生たちと3人のゲストを交えた参加型のグループセッションやラウンドテーブル・ディスカッションが行われ、「アジアの課題と」と「解決方法」についてのディスカッションが行われた。

なお、当日はASIA FEST(アジア・フェスト)も同時に開催しており、アジア各国の料理や手作り市、各国のスポーツや遊びを市民や学生が楽しむ姿が見受けられ、アジア一色のOICであった。

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