5月27日(水)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、主に生命科学部・薬学部の教育研究施設となる「バイオリンク」の竣工式を開催し、工事関係者や学園関係者を含め約100名が出席した。

　竣工式では、関係者によるテープカットが執り行われた後、学園を代表して長田豊臣・学校法人立命館理事長が挨拶を述べ、「私たちに課せられた次なる課題は、挑戦的意欲と知的好奇心、高度な知識を有した多くのグローバル人材を本学から輩出することであり、特色あるグローバル研究大学としての地位を確立することであります」とバイオリンクを舞台にした人材育成への決意を語った。引き続き、バイオリンク建設工事の経過報告が髙橋英幸・学校法人立命館常務理事(財務担当)から行われたうえで、バイオリンクの設計監理を担当いただいた株式会社安井建築設計事務所様および工事施工を担当いただいた株式会社熊谷組様へ、長田理事長から感謝状と記念品が手渡された。最後に、松原豊彦・学校法人立命館副総長から工事関係者への謝辞が述べられ、竣工式は閉式した。

　竣工式の後、バイオリンクの内覧会および竣工祝賀会が開催され、出席者は、BKCに新たに誕生した教育・研究施設を見学し、バイオリンクの完成を関係者一同で祝った。

　バイオリンクは、ライフサイエンス領域の教育研究拠点として、「未来を創造する良好な研究環境空間」というコンセプトにもとづき、安全かつ機能的で使いやすい研究スペースや、研究室を越えた教員・学生の学びや交流を生み出すスペースを兼ね備えた設計となっている。Ｒ２０２０計画における生命科学部・薬学部の教育研究の質向上において、大きな役割を果たす施設となることが期待されている。