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2015 |
2015年03月24日掲載
大学院専用施設「究論館」竣工式を開催
3月23日(月)、竣工式を開催し、大学院専用施設「究論館」の竣工式を、究論館建設にご協力いただいた工事関係者や学園関係者を含め約80名が出席した。
竣工式では、関係者によるテープカットが執り行われた後、学園を代表して長田豊臣・立命館理事長が挨拶を述べた。挨拶で長田理事長は「大学院生が、この場を存分に活用し、研究科や課程を超えた新たな『知』の創造の場となること、人類の直面する諸問題の解決に取り組む有為な人材を育成する場となることを期待しています」と究論館を舞台にした新たな人材育成への期待を語った。その後、究論館建設工事の経過報告が髙橋英幸・学校法人立命館常務理事(財務担当)から行われ、究論館建設の設計監理を担当した株式会社安井建築設計事務所と工事施工を担当した株式会社熊谷組に、長田理事長から感謝状と記念品が手渡された。最後に、市川正人・学校法人立命館副総長(教学・大学院担当)から工事関係者への謝辞が述べられ、竣工式は閉式した。
竣工式終了後、究論館の内覧会が開催され、出席者は、パフォーミングスペース、研究会室、ラウンジ、大学院共同研究室などを見学した。同日、衣笠キャンパス中野記念ホールで竣工祝賀会も開催され、究論館の完成を関係者一同で祝った。究論館建設にあたっては、大学院生の声を反映した学習・研究環境を整備するため、大学院生が参加した10回を超えるワークショップを開催。新施設には個々の研究促進に加え、グループでのディスカッションや共同研究、研究成果の発信・共有、さらには研究科・課程を越えた大学院生の交流を促進する空間であるリサーチコモンズ機能を各所に配置した設計となっている。
本学では、2010年度に博士キャリアパス推進室を設置(2013年度から大学院キャリアパス推進室)し、入学、教育・研究、キャリア、奨学金に渉る総合的な支援制度を整備し、大学院の人材育成およびキャリアパスの確立に向け、大学院生の研究活動を多方面から支援してきており、今回の究論館の竣工を機に大学院生の研究活動を促進し、さらなる衣笠キャンパスの研究高度化を図っていく。
