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PICK UP : 2014 年

2014
 

2014年10月10日掲載

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム「立命館大学がめざす先端ICTメディカル・ヘルスケア」を開催

 10月3日(金)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム「立命館大学がめざす先端ICTメディカル・ヘルスケア」(共催:文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「どこでも高度医療」実現のためのICT研究拠点形成、立命館グローバル・イノベーション研究機構(以下「R-GIRO」))を開催した。本学は、R-GIROにおいて「21世紀の持続可能で豊かな社会の構築」をめざした取り組みを2008年度より行っており、2013年度は文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」において「どこでも高度医療実現のためのICT研究拠点形成」プロジェクトが採択された。本シンポジウムは、本プロジェクトが進める健康長寿社会の実現に向けた本学の活動を紹介し、医・看・工連携で、患者に対する診断支援から、手術、治療および術後のケアや経過観察まで一貫して行えるICT 基盤技術の研究開発に取り組む事例を紹介するとともに参加者と今後の展望についても考える機会とすることを目的に開催された。

シンポジウムの冒頭では、村上正紀・R-GIRO機構長代理(立命館副総長)が開会挨拶を行い、ICTメディカル・ヘルスケアによる治療の質向上、医療コストの削減、患者参加型医療の実現と今回のシンポジウムを通じて最先端の研究知見が共有されることへの期待を述べた。

 第一部では、日本VR医学会の立ち上げを主導し、現在も理事を務めるなどVirtual Reality技術の応用分野において日本でも有数の研究者である東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療科学講座教授の小山博史氏を講師に招き、「どこでも先端医療への期待:ICTに求められているもの」と題して、基調講演を実施した。小山氏は「スタンフォード大学のように、いろんな国から人が集まっていろんな文化に触れることで世界各地の微妙な差を埋め、社会に役立つような製品を生み出していくことがこれからの医療イノベーションや先端医療機器に必要あるといえます。これこそが日本の得意とする『どこでも先端医療』の根幹にあるものなのではないでしょうか」と分野や文化の違いを超えたイノベーションの重要性を述べた。

 第二部では、立命館大学から発信する先端ICTメディカル•ヘルスケアと題して、「どこでも高度医療」実現のためのICT研究拠点および研究グループ紹介が行われた。拠点リーダーの陳延偉・情報理工学部教授が、患者に特化したプロセスモデルに基づく手術支援システムを通じて、患者ごとに「いつでも・どこでも名医の治療」を目指すプロジェクトの全体像を紹介した。また、当該拠点の各研究班の研究成果の紹介が、研究班1(計測・モデリンググループ)については陳教授と平井慎一・理工学部教授から、研究班2(シュミレーション・可視化グループ)については田中弘美・情報理工学部教授と田中覚・情報理工学部教授から、研究班3(プロセスモデリンググループ)については、李周浩・情報理工学部教授と島田伸敬・情報理工学部教授から行われた。

 続いて第三部では、情報技術と生命科学の融合領域で理化学研究所の研究を牽引する研究者である、独立行政法人理化学研究所光量子工学研究領域エクストリームフォトニクス研究グループ画像情報処理研究チームチームリーダーの横田秀夫氏を講師に迎えて、「生命現象の定量解析に向けた画像処理技術の開発」と題して、特別講演を実施した。横田氏は、画像情報を、ノイズ除去や特徴解析により効率よく処理する技術・計算法について、実用例を交えてわかりやすく紹介。画像処理技術の手術シミュレーターなどの医学生物学研究への活用の可能性について語った。

 第四部では、20名の若手研究者による最新の研究成果紹介が行われた。また、その後実施されたポスターセッションでは、参加者に自身の研究成果について熱心に紹介する若手研究者たちの姿が見られ、シンポジウムは盛況のうちに終了した。

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