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2013 |
2013年10月08日掲載
大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
10月2日(水)、大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップの第4回目を開催した。本ワークショップは、人文社系大学院生のこれからの研究スタイルやそれに必要な研究環境モデルを考えることを目的としたワークショップである。これからの大学院生には、どんな研究環境が必要か、大学院生のための新しい研究環境を院生自らに創造・提案してもらう場として同テーマでシリーズ開催している。
過去3回のワークショップでは、3キャンパスの多様な研究科から延べ27人の大学院生が参加し、研究科を超えた活発な意見交換がなされた。4回目となる今回は、これまでに出された多様な意見に基づき、衣笠に建設を予定している新大学院生施設(2015年4月竣工予定)の共有スペース「リサーチコモンズ(仮称)」について、具体的に検討した。
ワークショップの冒頭では、西田亮介・先端総合学術研究科特別招聘准教授が本ワークショップ全体の趣旨説明と過去の内容の振り返りを行い、新大学院施設の設計を担当する設計事務所からは新施設の概要やレイアウト提案等についての説明があった。その後、2グループに分かれて、リサーチコモンズの各スペースについて、どんなことをしたいか、どんな設備やレイアウトにしたいか等について自由にディスカッションを行い、最終的に各グループでスケッチ図にまとめて共有した。
今回は、複数の什器メーカーから、事前に空間のレイアウト案や使い方、模型などの提案資料の提供を受け、学生は多様な空間を比較検討しながら、どういった空間を創りたいか、互いのイメージを共有・意見交換をしていた。「気軽に研究内容を発信し、意見交換もできるような研究レビューボードがほしい」、「書架はフロア全体に散りばめて、全研究科の紀要や理系のジャーナルも置いてほしい」といった研究科共有で使うスペースとして、研究科や分野を超えて研究内容の共有や意見交換を促進するような空間作りへの意見等が出ていた。
次回のワークショップは10月16日(水)に予定しており、リサーチコモンズにどんなサービスや設備があったらより大学院生の研究の高度化につながるか、共有スペースとしてどのように運用していくか、等について具体的に検討をする予定である。
問合せ先:衣笠大学院課(075-465-8195、gspr@st.ritsumei.ac.jp)
