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PICK UP : 2013 年

 

2013年08月26日掲載

日本の未来と人づくり「教育現場に時代の風を‐『成基学園』代表の人間教育実践論」を開催!

 8月7日(水)、朱雀キャンパスにて、第25回京都教育懇話会 日本の未来と人づくり「教育現場に時代の風を-『成基学園』代表の人間教育実践論-」を開催した。今回は、進学塾成基学園を学習塾から総合教育として発展させた成基コミュニティグループ代表であり、教育再生実行会議有識者委員でもある佐々木喜一氏をゲストに迎え、講演が行われた。当日は学生、教育関係者を含む約100名が参加した。

 安部首相直属の教育再生実行会議有識者委員に抜擢され、重要課題として位置付けられた教育改革に関わることとなった佐々木氏。「教育再生とよく言うが、何を再生するというのか。ただ単に勉強を教えるのではなく、未来への準備が目的であり、全人教育こそ教育である」と述べた。父親から受け継いだ成基学園は、この考えをもとに更なる発展を遂げ、2012年に50周年を迎えた。

 成基学園の柱となるのは次の3つ。志と誇りを持つための「自立」、チームワークで物事に取り組む「共創」、夢を具体化し真剣に向き合うことで夢を実現させる「夢現」。具体的には、合掌や黙想、門標会釈などのしつけや礼儀から、親として「やり方」より「あり方」を考える”パパママコーチング” など多岐に渡り、2歳から社会人や保護者まで、幅広く総合教育を行う。「地球は南北問題、環境問題という大きな2つの問題を抱えている。人づくりを通じてこのような問題の解決に取り組むことが、成基学園の果たすべき使命。短期的には受験・就職、長期的には社会貢献できる人材を」と熱く語った。

 「塾がなくなればいいなと思って後を継いだ。よくも悪くも、誰にも平等である公教育とは異なり、塾や予備校は自由度が高い。そこには責任が伴うが、公教育では対応できない『ふきこぼれ』に合わせることができる。やる気がない子に徹底的に付き合って自信をつけさせることも、部活など勉強以外でやりたいことがある子に合わせて詳しく教えることも可能。現代社会はニーズや価値観が多様化しており、それに対応するために、塾は必要」と佐々木氏は言う。

 また、最近注目されている反転教育については、「インターネットの普及から、ネット上の動画や資料で予習し、授業ではそれをもとに理解度を把握、ディスカッションなどを行う反転教育が今後伸びてくるだろう。海外の大学では既に実施されており、有名な講師が無料で授業を配信したりしている。勿論、英語での授業なので、英語が出来ないままでは日本は出遅れてしまう。それたけではなく、日本人としての誇りやアイデンティティを持っていないと、無国籍の人間になってしまう」と警鐘を鳴らした。「地球が生まれて、生き残るのは賢い者でも強い者でもなく、変化し続けられる者。教育も時代に合わせて変化する必要がある」と述べ、講演を締めくくった。

 質疑応答では、学習塾のニーズや、教育学部へ行くことの意味、教師の質の確保など様々な質問がされた。「佐々木氏が志を持った理由とは」という質問には、「最初は何事もこなしてはいたが、何もかも中途半端だった。そこで腹をくくるために40歳を過ぎて、鹿児島に特攻隊の遺書を見に行き、タイの山奥で出家托鉢をした。煩悩を捨て、誰かのためにとはどういうことなのかを学び、なぜ人の為なのか、なぜ生まれてきたのかを考え、たどり着いた答えは、自分は既存のものを安心安全だと押し出す人ではなく、それをひっくり返す人だとわかった。いま、それが国レベルで出来る状態にある。できる限りのことをしたい」と語り、拍手で勉強会を終了した。

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