PICK UP : 2013 年
2013 |
2013年08月08日掲載
大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
8月6日(火)、大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップの第3回目を開催した。
本ワークショップは、人文社系大学院生のこれからの研究スタイルやそれに必要な研究環境モデルを考えることを目的としたワークショップである。これからの大学院生には、どんな研究環境が必要か、大学院生のための新しい研究環境を院生自らに創造・提案してもらう場として衣笠大学院課が主催した。
これまでに2回開催しており、1回目は現在の共同研究室に感じていることや、今後の要望等について自由にブレストを行い、2回目は同志社大学のラーニング・コモンズ等の施設へ視察にいっている。3回目となる今回のワークショップは、3キャンパスから人文社系・理工系研究科の大学院生が参加し、朱雀キャンパスのラウンジで行われた。
ワークショップの冒頭では、アイスブレイクとして自分の一日の過ごし方を紹介し合い、キャンパスや研究科、生活スタイル等によって同じ大学院生でも一日の時間や研究室の使い方に様々な差異があることを共有した。その後、西田亮介・先端総合学術研究科特別招聘准教授が本ワークショップ全体の趣旨説明と過去2回のワークショップ内容の振り返り・共有を行い、第2回目ワークショップ参加者代表として経営管理研究科の桑原慎輔さんから同志社大学への視察の内容についてのプレゼンテーションがあった。
今回は、「各院生の研究スタイルや大学施設の使い方によって、環境に求めるものは異なる」、「施設といったハード面だけでなく、施設・空間の使い方、どんなことをしたいのかというソフト面も重要」といった院生の研究スタイルや生活実態の多様性を理解したうえで、様々な条件のバランスや、実際の運用面を意識した意見等が出ていた。
全3回にわたったワークショップでは延べ27人の大学院生が参加し、研究科を超えた自由な意見交換がなされただけでなく、新しい出会い・つながりの機会にもなっていた。新しい大学院施設の具体化を進める中で今後も開催していく予定である。
問合せ先:衣笠大学院課(075-465-8195、gspr@st.ritsumei.ac.jp)
