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2013 |
2013年07月30日掲載
大学院生のための新しい研究環境を考えよう 「大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップ」を開催
7月26日(金)、衣笠キャンパスにて、大学院生のための新しい研究環境創造ワークショップの第1回目を開催した。
本ワークショップは、人文社系大学院生のこれからの研究スタイルやそれに必要な研究環境モデルを考えることを目的としたワークショップである。これからの大学院生には、どんな研究環境が必要か、大学院生のための新しい研究環境を院生自らに創造・提案してもらう場として衣笠大学院課が主催した。この場で学生(大学院生・学部生)から出された提案は、大学のこれからの大学院政策や、今後の各キャンパスでの施設整備の参考とすることも視野に入れられている。
第1回のワークショップには、11名の人文社系・理工系研究科の大学院生が集まり、「大学院生にとって必要な学びと環境」、「立命館の大学院において解決すべき学びの課題」等について研究科を超えて自由な意見交換をする場となった。
ワークショップの冒頭では、西田亮介・先端総合学術研究科特別招聘准教授が司会を務め、八重樫文・経営学部准教授より本ワークショップ全体の趣旨説明と若い世代の大学院生自身が自分たちに必要な新しいものを創造していくことの重要性を伝えた。また、既存の学修環境例として海外他大学等の事例を紹介し、クリエイティブなワークプレイス例としていくつかの企業のオフィスの紹介などが行われた。
その後、参加した院生一人ひとりが「大学院生にとって必要な学びと環境」と「立命館の大学院において解決すべき学びの課題」の2点について意見を出し合い、また他のメンバーの出した意見のどういった点に共感したかについて意見を出し合った。「他の研究科の院生とも交流する場や機会がほしい」、「声を出して話し合える場所と集中して研究する場所の線引きがあいまい」など、日頃感じている研究環境に関する課題や希望について、活発に意見が交換された。
最後に八重樫准教授は、「今日皆さんから出してもらった課題をすぐに解決することは難しいです。しかし、こうした活動は継続していくことが重要です。長い目で、皆さんが社会に出られた後にも関わっていってもらいたいと思います」と参加した院生たちにメッセージを贈った。
本ワークショップは、第2回として7月31日(水)に他大学施設の視察を行い、第3回目として8月上旬に前2回の振り返りとまとめを行う予定となっている。初回に参加できなかった大学院生や大学院に興味のある学部学生の参加も引き続き募集している。
問合せ先はこちら
衣笠大学院課(075-465-8195、gspr@st.ritsumei.ac.jp)
