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PICK UP : 2013 年

 

2013年06月07日掲載

第6回京都21世紀教育創造フォーラム『日本の未来と人づくり』を開催

 5月25日(土)、京都市立堀川高等学校にて、京都教育懇話会が、第6回京都21世紀教育創造フォーラム 『日本の未来と人づくり~グローバル時代の次世代リーダー像~』(京都教育懇話会主催、関西プレスクラブ共催)を開催した。本フォーラムは、2007年以降5回にわたり、次代を担う子どもたちに社会は今何が出来るかを、京都から提言するというテーマで行われている。6回目となる今回は、グローバル化の荒波が押し寄せ、高校や大学など教育現場を取り巻く社会環境が激変する中、世界で活躍できる真の次世代リーダー教育、そしてリーダーに必要な資質や素養、心の持ち方について討議する場となった。

 第一部の基調講演では、前ナイキアジア太平洋地域人事部門長である増田弥生氏による講演、ワークショップを行った。増田氏は大学の卒業旅行まで海外経験がなかったにも関わらず、さまざな企業でリーダーシップを発揮、世界を相手にグローバルに活躍することから学んだことを中心に講演を行った。「日本人は100%自分であることで世界に貢献できる。それを体現したいし、他の人もそうできるように支援したい」と語り、会場を引き付けた。また自分とは違う考え方をユニークさと捉え、付加価値として接していると、好奇心が湧き別の見方が生まれる。相手を知り、同時に自分についてもきちんと理解することがリーダーシップ、グローバルな人材の基本であると話し、「かつてのグイグイ引っ張るリーダーから、ハードとソフト両方を持ち合わせた、ついて行きたくなるリーダーが求められている。自分の国以外の人と、自分の国以外の言葉でそれが発揮できれば、日本人ももっと貢献できるのでは」と訴えた。

 第二部のパネル討議では、堀場厚氏(堀場製作所代表取締役会長兼社長)がコーディネーターを務め、グローバル時代に必要なリーダーの資質、役割やそれに対する課題とは何かを中心に議論が進められた。砂田薫氏(一般社団法人 日本ギャップイヤー推進機構協会(愛称:JGAP)代表理事)は、リーダーについて「その本質はリスクテイカーだと思う。チャンスのためにリスクを選択し、自分の課題を決定、解決していった結果としてなるものがリーダーではないか」と語った。川井秀一氏(京都大学大学院総合生存学館(思修館)学館長)は、今の日本教育について「日本は提示された選択肢の中から正しいものを選ぶ人が賢いとされる。しかし、今後は答えのない問題にどう対応するかを考えることが必要となる。やり方にとらわれず考える力を付ける一つの手段が海外体験やギャップイヤーなのでは」と説いた。それに対し増田氏は、「海外に行けばたくさんのことがわかるが、それだけでグローバルになれるわけではない。様々な方法があり、そこにその人らしさが出る。正しい答えがないということは、正しい方法もない。自分らしい方法で出来ることをしていけば、それが自分の価値になる」と語った。チャールズ・フォックス・立命館宇治中学校・高等学校校長は、アメリカと日本の両方を見た立場から「グローバル化で必要なのは相手を理解すること。すると、少なからず影響を受け、取り入れることになる。今はそれに対して日本の若者は肩に力が入りすぎている。次世代にはもっと好奇心をもって行動してほしい」と、高校生、大学生に語りかけた。堀場氏は、「リーダーへの道は様々であり、正しいものはない。しかし、フラフラと何でもするものでもない。自身をちゃんと知り、実施する、やる気のある人が、結果、リーダーシップを発揮するに至る」とパネル討議を締めくくった。

 また、基調講演、パネル討議に先駆け、プレイベントとして開催した「第1回高校生プレゼンコンテスト」では、「高校生が描くリーダー像」をテーマに募集し、応募の41名の中から最終選考に残った9名が、審査委員であるフォーラムの講師の方々や観客を前にプレゼンテーションを行い、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞1名の計4名が選ばれた。最優秀賞には、京都市立洛陽工業高等学校3年の樋口亜澄さん、優秀賞には立命館宇治高等学校3年の堀池美里さんが選ばれた。高校生の熱い主張に、審査委員長の堀場氏は「審査が非常に難しいほど、全員がポイントをしっかり捉えており、日本のリーダーシップを心配する必要はないと思わせてくれるプレゼンだった」と講評し、これからの日本に希望を持つ事ができるプレゼンコンテストとなった。

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