このページのトップです。

ここからメインコンテンツです。

PICK UP : 2013 年

2013
 

2013年05月22日掲載

岩手県大船渡市・立命館大学「災害復興にむけた連携協力に関する協定」締結1周年記念フォーラム「復興のたまご ~大船渡と立命館が育てた1年~」を開催

 5月16日(木)、衣笠キャンパスにおいて、「岩手県大船渡市・立命館大学『災害復興にむけた連携協力に関する協定』締結1周年記念フォーラム“復興のたまご ~大船渡と立命館が育てた1年~”」を開催した。

 大船渡市と立命館大学は、東日本大震災で多大なる被害を受けた大船渡市の復興に向け、連携協力して地域や社会の復興、人材育成等に取り組むことを目的に、2012年4月24日、「災害復興にむけた連携協力に関する協定」を締結している。

 震災後から、現在に至るまで「教育・研究、文化・スポーツを通した復興支援」、「復興支援に関する大船渡市民等と立命館大学生との交流」、「災害復興を担う人材の育成」など、市と大学が連携協力して、多彩な支援活動に取り組んできた。(※)

 今回は、協定締結1周年を迎え、戸田公明・大船渡市長をお招きし、改めて大船渡市の現状や課題について共有することを目的にフォーラムを開催した。

 冒頭に、川口清史総長からは、大学が復興支援において果たす役割が述べられた。続いて、戸田公明・大船渡市長からは、大船渡市の復興の状況と課題について報告を行っていただき、さらに、大船渡市の復興計画推進委員会委員長として復興整備計画の策定に携わっている本学の塩崎賢明・政策科学部特別招聘教授からは、今次の震災を踏まえた今後への備えについて報告が行われた。
また、大船渡での支援活動に引率した教職員代表として、坂田謙司・産業社会学部教授と田門宜子・保健課職員からは、現地での学生ボランティアの様子や大学として積極的に学生たちが復興支援活動に参加する機会を創出していくことの重要性が報告された。さらに、学生代表として後方支援バス第16便で活動を行った高松由依さん(法学部3回生)と柳瀬叡慈さん(情報理工学部2回生)から、現地での活動報告が行われた。高松さんは、「はじめは、現地に復興支援に行くことに不安を抱えていたが、思い切って参加し、現地の人々と交流したことで、不安はすぐに払拭された。ぜひ、もっと多くの学生が復興支援に関われるように、自分が見てきたこと、感じたことを伝えていきたいと思う」と語った。

 最後に、戸田市長は、「遠く離れた関西の学生たちが、こんなにも東北のことを考えてくれていることを知ることができて、力をもらった。今後もぜひ継続的に交流をしていきたい」と述べられ、登壇者及び来場者全員で、今後の大船渡の復興に携わっていくことを誓った。


※立命館大学による大船渡市への復興支援活動
・ボランティアを行う後方支援バスを計3便(学生42名)を派遣
・2011年12月、開催のプロ野球選手会主催「ベースボール・キャラバンin岩手」にスポーツ健康科学部の学生6名が運営スタッフとして参加。
・2012年2月、スポーツ健康科学部の教員や学生が、大船渡中学校・大船渡第一中学校において体力測定やトレーニングプログラムのレクチャーを実施。その後、教本とDVDを作成して贈呈。今後も、継続的にスポーツ・健康面での支援を行っていく予定。
・2013年2月、情報理工学部の教員が大船渡市長洞仮設住宅にて、騒音調査を実施。その後、騒音を快音に変える「小型快音化スピーカー」を開発、製品化に取り組んでいる。
・2012年10月13日、14日に、白川静記念東洋文字文化研究所主催の「漢字探検隊」(ゲームやクイズを通して楽しく漢字を学ぶ体験型学習会)を開催。
・2012年10月、11月、応用人間科学研究科による東日本・家族応援プロジェクトの活動として、大船渡市で漫画展やワークショップ、トークショーを開催。

ここからサブコンテンツです。

ここからフッターです。