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PICK UP : 2013 年

 

2013年03月27日掲載

第24回京都教育懇話会「全寮制海陽学園の挑戦―中高一貫リーダー教育の可能性―」を開催

 3月18日(月)、朱雀キャンパスにて、第24回京都教育懇話会「全寮制海陽学園の挑戦―中高一貫リーダー教育の可能性―」を開催した。今回は有力企業が中心となって「リーダーに必要な人間性と学力を養成する学園」として2006年愛知県に開校した全寮制の中高一貫私立校、海陽学園海陽中等教育学校校長である中島尚正氏をゲストに迎え、海陽学園から学ぶリーダー教育、全人教育についての講演が行われた。当日は学生、教育関係者など約110名の方が参加した。

 講演の中で中島氏は、「次世代リーダーとして必要な能力は二つある。考える力、知識を積極的に活用していける『基礎学力』。もう一つは、異文化理解とコミュニケーション力、社会性などの『人間力』。いずれも低下しており、それをバランスよく育てる全人教育が今、必要である」と説いた。また、「全人教育といえば大学だが、受験から解放されるとはいえ、自分探しや就職活動をするだけで4年間はあっという間に終わってしまう。全人教育や教養教育は中等教育から始めるべきだ」と述べた。

 海陽学園では、企業が賛同していることから、キャリア教育が充実している。企業訪問先や就業体験先には日本を代表する企業が名を連ね、ギャップイヤー(ターム)の受入れや留学生の受入れなどを行っている。「若い頃から本物に触れることで、やる気や意欲の持続、自分に向いた職業や好きになる職業などのキャリア観の育成に力を入れている」と中島氏は話した。「中高一貫6年の中で、最後の1年を受験勉強で終えてしまうのではなく、じっくり6年間かけてリーダー教育をしたい。入試制度や大学は、基礎学力に偏重せず全人教育を視座に据えた教養教育への再構築を目指すべきだ」と熱く提言し、基調講演を終えた。

 質疑応答では、社会性の育て方や現代のいじめ問題、グローバル化など様々な切り口の質問が飛び交い、会場では質問の挙手が絶えなかった。今回司会を務めた生徒は、「『全寮制=管理されたもの』というイメージがあったが、共同生活から学ぶ教育という考え方には驚きました。」と感想を語り、拍手で懇話会を終了した。

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