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PICK UP : 2013 年

2013
 

2013年03月22日掲載

立命館大学日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点ワークショップ「デジタル風俗画研究の可能性」を開催

 3月15日(金)、京都文化博物館別館ホールにて、立命館大学日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点ワークショップ「デジタル風俗画研究の可能性」を開催した。

 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点では、人文学と情報科学が融合・連携可能な研究対象として風俗画に取り組んでいる。本ワークショップは、風俗画の最高峰に位置する「洛中洛外図」を対象として、デジタルコンテンツを活用した大学と博物館・美術館、民間企業との連携、及び研究の高度化の可能性を探ることを目的として開催された。

 ワークショップでは、川嶋將生・衣笠総合研究機構特別招聘教授の挨拶に続き、マシュー・マッケルウェイ氏(米国コロンビア大学日本美術史准教授)による基調講演「洛中洛外図の表と裏-東京国立博物館蔵《「舟木本」洛中洛外図屏風》を中心に」が行われ、洛中洛外図を取り巻く様々なトピック、その政治性や絵師などについて、報告がなされた。続く川嶋教授による「洛中洛外図屏風への学際的アプローチ」では、洛中洛外図に描かれた習俗や服飾などについての学際的なアプローチの可能性について報告がなされ、大塚活美氏(京都府立総合資料館 歴史資料課 主査)からは「歴史学からみた洛中洛外図」と題して、洛中洛外図の研究史が報告された。塚本章宏・衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェローは「GIS(地理情報システム)からみる洛中洛外図屏風に描かれた京都」と題し、可視化された地理情報を通して洛中洛外図を考察した。加茂竜一氏(凸版印刷株式会社 文化事業推進本部担当部長、一般財団デジタル文化財創出機構 研究主幹)の「文化財のデジタル化VRによる公開」では、これまで凸版印刷株式会社がおこなったVR(ヴァーチャル・リアリティ)による文化財公開の活動が紹介された。西山剛氏(京都府京都文化博物館 学芸課学芸員)からは「博物館展示としての洛中洛外図屏風-デジタルデータと実物資料」として、博物館のデジタル展示を通した作品の新たな鑑賞方法が提案された。田良島哲氏(東京国立博物館学芸研究部調査研究課課長)の「博物館における高精細画像情報アーカイビングの意義」では、資料の画像アーカイブの利点・欠点を提示しながら、博物館が資料アーカイブで果たすべき役割について報告された。

 会場では凸版印刷株式会社が作成した東京国立博物館「洛中洛外図屏風(舟木本)」の4K解像度のデジタル画像のデモンストレーションも行われ、多くの来場者が訪れた。

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