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2013 |
2013年02月01日掲載
新体育施設「京都衣笠体育館」竣工式を開催
1月31日(木)、衣笠キャンパスにおいて、新設された「京都衣笠体育館」の竣工式を開催した。
京都衣笠体育館は、学園ビジョンR2020におけるキャンパス整備計画の皮切りとして、衣笠キャンパスの西側に新築された。
体育館は、地下3階、地上1階建てで、3つの競技・練習場のほかに、格技場、柔道場を兼ね備える。他にも、非常災害時に対応するための備蓄倉庫(※他の備蓄倉庫と合わせて衣笠キャンパスで約1万名が3日間滞在できるだけの備蓄を行う予定)や、地下に豪雨に備えた雨水ピットなどの災害対策機能や、自転車1,100台を収容できる駐輪場を設置している。
この体育館は、学生の声を反映しながら設計を進めてきた。たとえば、館内はすべて無線LANに対応しており、体育会クラブの練習メニューの豊富化や、スポーツ方法実習などの授業の効率化につながることが期待される。
また、環境への負荷を軽減するために、地下湧水を活用し、夏は涼しく、冬は暖かくなるような空調管理機能の導入や、屋上の太陽光パネルに、地下湧水を活用した水盤を一緒に設置することで高断熱化を図っている。その他にも、壁材に北山杉を一部使うなど地産地消にも取り組み、地域の活性化にも寄与する。多数の工夫を行うことで、体育館を利用する学生たちに、環境保護への関心を高めてもらう工夫が施されている。
竣工式のあいさつで、川口清史・立命館総長は「衣笠新体育館で活動する学生たちが、正課・正課外の枠をこえ、学び、成長していくことを期待する」と述べた。また、学生代表として女子柔道部・主将の山下凜子さん(文学部3回生)は「私たちは、日々の活動を通して、人間性を磨き、競技力を向上し、全国優勝を目指している。この新しい体育館で、お互いに刺激し合い、励まし合いながら、目標を達成できるよう精進していきたい」と決意を表明した。
