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PICK UP : 2013 年

 

2013年01月29日掲載

第23回京都教育懇話会「日本の未来と人づくり:『自立する18歳』の進路-堀川高校は何を変えたのか-」を開催

 1月22日(火)、朱雀キャンパスにて、第23回京都教育懇話会「日本の未来と人づくり:『自立する18歳』の進路-堀川高校は何を変えたのか-」を開催した。

 今回は、前京都市立堀川高等学校校長で、現在は京都市教育委員会 教育企画監を務める荒瀬克己氏をゲストに迎え、堀川高校の軌跡とともに、生徒の自主性を引き出す教育とは何かなど、実践を踏まえた講演が行われた。当日は、学生、教職員、保護者、教育関係者など約150名の多くの方が参加した。

 荒瀬氏は、堀川高校の改革については、進路指導を軸として、「受かるか受からないかでなく、行きたいかやりたいかの方がはるかに大事。良い大学に受かることが目的ではない。生徒自身がこれから何をしたいかを見つけて進路を選ぶ進路指導が大切。目標は100%の希望校進学である」と語り、「教員のミッションは、10年後の彼らに対して想像力をたくましくすることだ」と述べた。

 また、1999年に堀川高校で新設された「探究科」については、「学び方を学ぶ」、「すべては君の知りたいから始まる」の信念で、容易に答えの出ない問題に気づき、立ち向かい、コミュニケーションを図りながら段取りが組める人を育てることをコンセプトとしていることを語った。「教師が生徒に『なぜ?どうして?』と問う。この問に生徒が答えるような仕掛けを作り、生徒参加型の授業をコーディネートすることが必要であり、生徒が思考停止していてはいけない。仕掛けを工夫し作り続けなければいけない。」と述べ、「生徒自らが自主性、主体性を持ち、二兎、三兎、四兎と目標に向かって努力することも大切だ」と探究型学習の重要性を述べた。

 質疑応答では、「近年の塾通いの習慣についてどう思うか」という参加者からの質問に対し、「堀川高校の生徒も塾や予備校に通っている生徒が多い。また、生徒たちにディスカッションをさせるような面白い塾も増えている」と述べた。そのほかにも様々な質問が挙がり、荒瀬氏はひとつひとつ質問に対して丁寧に答えていた。

 荒瀬氏の穏やかな語り口調の中にも生徒への熱い情熱と愛情が溢れ、また、沢山のメッセージや印象に残る言葉が折り込まれており、参加者にとって自分の仕事や生活に当てはめ自らを見つめ直すきっかけとなったようだった。
 
 また、この会で司会を務めた堀池 美里さん(立命館宇治高等学校2年生)は、「難しい条件であっても、私はこれがしたい、こういう未来を作りたいと思って実行していきたい」と荒瀬氏の講演が深く心に響いたようであった。

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