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PICK UP : 2012 年

2012
 

2012年07月20日掲載

国際ロボット競技大会「RoboCup 2012」のレスキュー部門において、情報理工学部プロジェクト団体「Ri-one」が世界一に輝く!

 メキシコで開催された「RoboCup 2012」のレスキュー部門において、情報理工学部プロジェクト団体の「Ri-one」が各国代表との激戦を勝ち抜き、優勝を果たした。RoboCup世界大会での優勝は立命館大学初の快挙となる(6月18日(月)~24日(日)に開催)。
 RoboCupはロボットと人工知能をテーマに、「2050年、人型ロボットでワールドカップ・チャンピオンに勝つ」という目標を設定し、その研究過程で生まれる科学技術を世界に還元することを目指している国際ロボット競技大会である。「Ri-one」は2005年に情報理工学部の学生たちがRoboCupでの世界一を目指し立ち上げた人工知能のプログラミングを行う団体である。これまでもRoboCup世界大会に6年連続出場し、4位を獲得するなどの実績を残していた。

 「Ri-one」が優勝を果たしたレスキュー部門は、コンピュータ上で指定されたエリア(地域)での震災を大会運営側が再現し、参加者がエリア内で活動する約90人の消防隊、救急隊などの動きをプログラミング制御して、消火や人命救助のシミュレーションを行う部門。参加者は複数の消防隊や救急隊を人工知能を使って効率的・効果的にエリア内で動かし、いち早く消火や人命救助を行うことが求められる。阪神淡路大震災を経験した神戸の街なども課題エリアとして出されるなど、将来的には災害時の応用につなげることも考えられており、8カ国から18チームが出場した。

 「Ri-one」でレスキュー部門のリーダーを務めた情報理工学部3回生の津島雅俊さんは、「昨年まで作ってきた約1万行のプログラミングの中身を見直し、よりシンプルな行動パターンとなるプログラミングに書き換える作業が大変だった。また、勝因は、様々なエリアで1000回以上のテストを行ったこと。試合でどんなエリアが提示されても、標準以上のパフォーマンスを上げることができ、結果として優勝につながったと思う」と様々なケースを想定し、検証することの大切さを述べた。
 また、今後の目標について経済学部3回生の安田啓介さんは、「RoboCupの世界大会には、まだまだ日本から出場しているチームが少ない。今後は日本のチームが多く出場できるように、英語しかない応募要項やHPの日本語版を作成する支援にも取り組んでいきたい」と述べた。

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