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2012年2月9日掲載

産業社会学会 東日本大震災連続フォーラム第一弾「震災から何を学ぶか-3.11から見えた日本社会-」を開催

 2月1日(水)、衣笠キャンパスにおいて、産業社会学会が東日本大震災 連続フォーラム第一弾「震災から何を学ぶか-3.11から見えた日本社会-」を開催した。
 東日本大震災発生後、産業社会学部では、学生、院生、教員が企画研究(※)の授業を中心に、3.11に関連して活動や研究を行ってきた。本フォーラムでは、京都で震災被災児童の学習支援を行うための調査、実施の報告や、被災地の福祉労働者が震災後、地域コミュニティで果たした役割を現地でインタビュー調査の内容報告、院生・学部生による被災地ボランティア活動の報告など、産業社会学部の学びを活かした教育や調査研究成果の報告を行なった。

 報告会では、遠藤保子(産業社会学部教授)、小澤亘(産業社会学部教授)クラスの取り組みで、「震災被害児童学習支援および『おこしやす癒しやす京都』プロジェクト」を行なった上田真史さん(産業社会学部4回生)が、企画の報告とともに、繋がった「絆」を通して、さらに活動の輪を広げたいとの今後にむけて決意を述べた。また、永橋爲介(産業社会学部准教授)クラスからは、加藤歩さん(産業社会学部4回生)ら3名の学生が、小規模分散型エネルギーがもたらす地域再生の可能性をテーマに、岐阜県大垣市上石津町時村での小水力発電所再稼動と村おこしの取り組みについて現地調査をもとに報告を行った。また、震災直後、素早い行政支援体勢を構築した岩手県遠野市を例に、谷亮治さん(社会学研究科博士後期過程修了、研究生)が、隣接する地域間の相互協力による自治体の後方支援の可能性について話した。この他にも教員、学生、院生から研究調査やボランティアの報告が行われ、フロアーからの質問や熱心な発言が相次いだ。
 最後に有賀郁敏(産業社会学部教授・学部長)より、「震災」を機に明らかになった復興のための様々な支援あるいは今後の日本社会のあり様ともかかわる調査・研究活動を多角的に行ってきた学生、院生、教員に今後の期待を込めたメッセージが贈られ、閉会となった。

※企画研究授業について
産業社会学部において、「アクティブラーニング」を具体化する科目の1つとして、2001年度カリキュラムより開講してきた授業。担当教員がクラス毎に異なる研究テーマを掲げ、講義やフィールドワークを通じてゼミ形式で授業を進めるもの。今回の東日本大震災の発生以後、震災復興に関わるテーマを掲げる3つのクラスの新設を行い、活動を進めている。

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