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2012
 

2012年02月08日掲載

シンポジウム「21世紀の大学を語るⅣ~グローバル採用時代:問われる大学の人材育成~」を開催

 1月25日(水)、朱雀キャンパスにて、立命館大学、関西プレスクラブ、京都教育懇話会が共催するシンポジウム「21世紀の大学を語るⅣ~グローバル採用時代:問われる大学の人材育成~」を開催した。
 本シンポジウムでは、堀場製作所会長兼社長の堀場厚氏、立命館副総長(前立命館アジア太平洋大学長)のモンテ・カセム氏、京都大学国際交流推進機構長の森純一氏、パナソニック理事社会文化グループ・グループマネージャーの小川理子氏をお迎えし、日本における国籍を問わない急激なグローバル採用が進む中、日本の大学は、次世代の教育、人づくりをどう考え、海外の大学とどう戦うのか、日本の大学に展望はあるのか、大学を取り巻く環境をテーマに論議を深めた。
 基調講演では、グローバル化を積極的に推し進めている京都の老舗企業、堀場製作所の堀場厚会長兼社長が「海外の文化や人は、自らその国に行き、実際に働いてみないと理解できない。学生や生徒たちには、書物やネットから知識を得るだけでなく、様々な観点から、自ら体験して対応することを学んでほしい。日本がグローバル化を進めるには、海外に行った際、自分で判断し、自らの意見を述べていくことができる人材を育てることが大切である」と語った。
 基調講演の後のパネル討議では、企業がグローバル人材を求めている中、大学はどういう教育をしていくのかという質問が会場からなされた。モンテ・カセム・立命館副総長は「立命館アジア太平洋大学(APU)は、半分が留学生、半分が日本人学生という環境で学生たちが学んでいる。国境を超え、学生たちが1つのキャンパスで切磋琢磨することで、海外に行ったときの現場力が鍛えられる。日本人学生と留学生が一緒に未来を創造していく魅力を若者にどう与えられるかが大学教育において重要である」と述べた。
 また、秋入学が議題にあがると、森純一京都大学国際交流推進機構長は、「色々な可能性を考えること、また入試改革を含めて議論していきたい」と語った。
 会場には、マスコミ関係者、企業、行政、学校、学生、高校生、一般の方など、様々な業種、校種の方々約280名が参加し、盛況の中、閉幕となった。

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