このページのトップです。

ここからメインコンテンツです。

HEADLINE NEWS:2008年

スポーツ健康科学部(仮称)・スポーツ健康科学研究科(仮称)の設置構想について

立命館大学では、2010年4月、びわこ・くさつキャンパス(BKC)に「スポーツ健康科学部(仮称)」・「スポーツ健康科学研究科(仮称)」を設置する準備を進めることとなりました(学部・研究科名称はいずれも仮称です)。本文書の構想は現時点での構想であり、今後の検討によって変更する可能性があります。

学部・研究科の概要は次のとおりです。
 【スポーツ健康科学部(仮称)】
   学部名称: スポーツ健康科学部(仮称)
   開設年度: 2010年度を目指します。
   設置場所: びわこ・くさつキャンパス(BKC)
 【スポーツ健康科学研究科(仮称)】
   研究科名称: スポーツ健康科学研究科(仮称)
   開 設 年 度: 2010年度を目指します。
   設 置 場 所: びわこ・くさつキャンパス(BKC)


1.設置の意義
(1)スポーツ・健康分野をめぐる社会的課題への対応
 近年の急速なスポーツ・健康分野における課題や社会的関心の高まりの中で、スポーツ・健康を科学的に捉える視点、科学的根拠に基づくトレーニング、科学的根拠に基づく健康の必要性が広く認知され、教育・研究上もこの点が求められるようになっています。
 このような動向において、本学がこれまで文理総合インスで展開してきたスポーツ教学をビジネスやマネジメントの視点から教育・研究していくことが求められています。一方で、自然科学的見地からもスポーツ・健康の進展に貢献していくことが求められています。即ち、スポーツ・健康分野の課題やニーズに対して、社会科学と自然科学の両面から総合的・学際的に追及していくことが必要とされています。
 本学が高等教育機関として社会の要請に積極的に応え、スポーツ・健康のありようを追求していくためには、社会科学的要素と自然科学的要素を含めた文理融合型のスポーツ・健康分野の本格的教学展開が必要とされています。

(2)立命館の理念・使命の実現
 「健康」の追求は、わが国ならず、先進国、発展途上国を問わない人類的・普遍的課題です。また、「スポーツ」は国・民族・言語を越えて相互理解や連帯を育む力を持つものであり、人々に夢や感動を与えるものです。今次のスポーツ健康科学部(仮称)・スポーツ健康科学研究科(仮称)の構想によって、教学理念「平和と民主主義」、立命館憲章「教育・研究および文化・スポーツ活動を通じて信頼を連帯を育み、地域に根ざし、国際社会に開かれた学園づくりを進める」を前進させるものとして位置づけています。

(3)スポーツ・健康教学の基盤を活かした展開
 1994年度に開設したBKCは「文理融合」のキャンパスコンセプトのもとで展開し、①1998年度開設の文理融合インスティテュート(以下、文理インス)でのスポーツ系教学、②隣接分野であるライフサイエンス・理工学の教育・研究拠点及び経済学・経営学の教育・研究拠点の形成、③スポーツ・健康産業研究センター、経営戦略研究センター(イノベーション・マネジメント研究センターに改組)、「健康創造科学研究会(滋賀医大との連携)」等での研究・産学連携実績、④この間の積極的なスポーツ強化政策の推進による高い競技実績など、その成果を蓄積することで、スポーツ・健康系教学を展開する基盤を作り上げてきました。
 これまでのこのような展開基盤を活かすことによって、立命館らしい、BKCの特徴を活かしたスポーツ・健康系の教学拠点を構築します。また、教学展開とともに、スポーツ強化政策の新展開も具体化することによって、教学(理論)と課外活動(実践)を融合したカレッジスポーツの拠点を構築していきます。

(4)立命館全学のスポーツ・健康教育の拠点へ
 今次のスポーツ健康科学部(仮称)・スポーツ健康科学研究科(仮称)の構想によって、立命館全学に対して健康や自らの生活の質を向上させる運動・スポーツに関する教育をコーディネートしていきます。また、体育会学生等を対象として教育プログラムの提供、スポーツ高度化推進の政策立案も担っていきたいと考えています。
 

2.スポーツ健康科学部(仮称)・スポーツ健康科学研究科(仮称)のコンセプト
(1)基本的な考え方
 ①スポーツと健康の一体的な展開
 「スポーツ」と「健康」を一体的に一つの学部で統合的に展開していくことによって、スポーツの高度化で得られた知見を健康の面でも活かすことが可能となるように、人材育成面・研究面においても相互の相乗的な発展を行うことができるようにします。また、スポーツ分野に限ってもトップスポーツだけではなく、健康のためのスポーツ・運動という点も重要になってきており、健康とスポーツを統合し、広く捉えた展開を行います。

 ②スポーツ・健康の総合的・学際的な教育・研究
 スポーツ健康科学は、多様な学問が含まれる教育・研究分野であり、社会の要請やスポーツの高度化に伴い多様な研究分野からのアプローチを取り込み、発展し続けています。そのため、本学ではスポーツ健康科学を中心軸におきつつ、体育学、経済学、経営学、理学、工学、保健衛生学、医学などの多様な分野を総合的・学際的に教育・研究していきます。これはBKCのキャンパスコンセプトである「文理融合」とも合致するものです。

(2)学部・研究科同時設置による展開
 ①学部と研究科の同時設置
 学際分野であるスポーツ健康分野においては、研究によって解明された科学的根拠をもとに学部での教育実践へと還元することを狙います。また、学部と研究科を同時に設置することによって、スポーツ健康系教学拠点の確立に向けて大きく踏み出すことが可能となります。

 ②学部(学士課程)と研究科(修士課程)の機能の明確化
 学部(学士課程)では論理力、読解力などの「基礎学力」を確実に習得させた上で、発展的な力としてマネジメントやスポーツ・健康科学と深く関わるコーチング力、リーダーシップ力を身につけるための教育システム(講義、演習、実践など)を導入します。
 研究科(修士課程)では、専門職業人養成に重点を置き、長期インターンシップや課外での実践的な取り組みを必須化して「実践力」を持った専門家を養成していきます。また、研究では、既存教学組織とも連携した研究プロジェクトの推進も想定しています。

(3)教学の特色
 ①総合的・学際的教育 -BKCコンセプトである「文理融合」の新たな展開
 BKCのキャンパスコンセプト「文理融合」の学びの新しい挑戦として位置づけていきます。1・2回生時には、スポーツ健康科学にひきつけた科目内容による興味関心の喚起、基礎的な専門科目の必須化、グレード別クラス編成、必要な教学システムを導入します。
 3・4回生では、「マネジメント・ビジネス」、「スポーツ科学・健康科学」を2つの柱として、BKCにある既存学部である経済学部・経営学部及び理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部と連携した教育システムを検討していきます。

 ②国際連携型・地域連携型教育
 国際連携型教育では、スポーツ科学やスポーツビジネスの先進地であるアメリカの大学等と連携を図り、数週間~セメスター単位での海外研修プログラム、カリキュラム開発サポート、研究交流等を進めます。また、海外企業やスポーツチームでのインターンシップ、国際スポーツ組織等との連携も検討します。
 地域連携型教育では、近隣の「総合型スポーツクラブ」への参画、ジュニア・中学・高校生・中高齢者など各世代に見合ったスポーツ・健康プログラムの提供、指導者へのクリニック開催など地域と連携した学び(サービスラーニングなど)を展開します。まら、これらの事業は学生の実習の場となるものであり、学部として組織的に取り組みます。さらに、地域政策に関わる連携事業、委託研究、調査など、地域に根ざした学びに積極的に取り組みます。

 ③国内外のスポーツ界・産業界との連携
 日本国内のプロスポーツ(野球、サッカー、バスケットボール等)とともに、NFLやMLBなど国内外のプロスポーツ・ビジネス等との連携を進めていきます。
 また、健康分野においても、国・地方自治体等との連携を進めることによって、実践的な学びを深めることができるようにします。

 ④カレッジスポーツとの連携
 BKCはすでにトップアスリートを擁するスポーツ拠点となっていますが、この拠点と連携して「課外と正課の相乗効果」を発揮する教学拠点を形成します。例えば、①トップアスリートを研究対象(被験者)とした研究プロジェクトの実施とフィードバック、②体育会クラブを理工学、栄養学、情報数理学、医学的側面からサポートする教育・実践プロジェクト、③本学部教員がスポーツ強化政策の立案・推進の中心的役割を担うなど、教学・実践面双方の高度化を行います。
 学内における教育・研究(理論)とカレッジスポーツ現場の取り組み(実践)が相乗効果を生み出していくようにします。
 当該分野の教育・研究力を有する大学間での学術交流協定などの締結も検討していきます。
 

3.スポーツ健康科学部(仮称)・スポーツ健康科学研究科(仮称)の概要
(1)スポーツ健康科学部(仮称)
 ①学部の概要
   学部名称: スポーツ健康科学部(仮称)
   開設年度: 2010年度を目指します。
   設置場所: びわこ・くさつキャンパス(BKC)

 ②人材育成目標
 スポーツ健康学部(仮称)は、スポーツ・健康分野の教育活動と学生の実践を通じて、健康とスポーツへの深い理解を持ちながら、グローバルな視野とリーダーシップを有して社会の発展に貢献する人間の育成を目指します。このような人材育成目標を実現するため、文理融合を教学の基本方針とし、さらにその教学内容を深める実践を行うために、国際、地域、スポーツ界及び産業界、カレッジスポーツとの連携を特色とした教育を行います。

 ③教育目標
 上記の人材育成目標を達成するために、次の教育目標を設定します。
(イ)広い視野を持つための幅広い教養の修得
(ロ)専門を学ぶ上で基盤となるリテラシー
  (科学的に思考する力、情報収集・処理力、外国語能力、日本語表現力など)の習得
(ハ)スポーツ健康科学を構成する多様な分野の基礎的知識の習得
(ニ)組織を目指す方向に動かすリーダーシップ力
  (課題を解決する力、チームで働く力、コミュニケーション力、コーチング力、倫理観)の習得
(ホ)理論と実践によるスポーツ・健康分野の専門知識・技術の修得

 ④教育システムの特徴
 ・1年次から4年次まで継続性を持った小集団教育の展開
 ・オンデマンド型などICTを活用した教育方法を導入し、繰り返し学習や国際大会での遠征などに対応する
  教学システムの構チームで働く力、コミュニケーション力を育むプロジェクト型教育・グループ学習の実施
 ・系統的かつ確実に学修を深めるための必修科目の設置と学びの集大成としての卒業研究の必修化
 ・保健体育教員免許に加え、他教科免許状取得や他大学と連携した小学校教員免許取得プログラムなど
  教員志望者を支援する教学の検討
 ・地域などを学びの場としたサービスラーニング 等

 ⑤想定される進路
 ・小中高教員
 ・公務員(スポーツ健康政策部局等)
 ・民間企業(サービス、医薬品、食品、医療機器メーカー等)
 ・スポーツ専門職 等

(2)スポーツ健康科学研究科(仮称)
 ①研究科の概要
  研究科名称: スポーツ健康科学研究科(仮称)
  開 設 年 度: 2010年度を目指します。
  設 置 場 所: びわこ・くさつキャンパス(BKC)

 ②教育システムの特徴
 ・キャリアを見通した実践力の養成
  (国内外のプロスポーツや企業への長期インターンシップ、保健体育専修免許プログラムと現場での
   指導実習、企業との共同開発等)
 ・社会人の学びを支援する開講形態の検討 等

 ③想定される進路
 ・中学校・高等学校教員
 ・公務員(スポーツ健康政策部局等)
 ・シンクタンク
 ・民間企業
 ・研究開発職
 ・プロジェクトコーディネーター
 ・国際機関(WHO等) 等

                                                                  以上

ここからサブコンテンツです。

ここからフッターです。