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HEADLINE NEWS:2015年

福井県と立命館大学による研究等に関する基本協定を締結

~世界で最も正確な年代測定の世界標準スケールである水月湖年縞の研究を推進させる~


 福井県(知事:西川 一誠)と立命館大学(学長:吉田美喜夫)は、水月湖年縞についての研究交流をさらに深めることを目的として、年縞を基にした研究等に関する基本協定を締結いたしました。
 これまで、立命館大学の中川毅教授(古気候学研究センター長)が中心となり研究を進めてきた水月湖の年縞堆積物(5万2800年分)の分析データは、2012年7月13日にユネスコ本部(パリ)にて開催された第21回世界放射性炭素会議総会において、炭素14年代を暦年に換算する国際較正曲線「IntCal」に組み込むことが合意され「IntCal13」として採用されています。
 今回の協定締結により、福井県と立命館大学が年縞堆積物の学術研究に関する相互協力を図ることで、 継続して国際較正曲線「IntCal」に水月湖の年縞堆積物データが採用され、研究成果が広く社会に還元されることを目指します。


■西川 一誠・福井県知事のメッセージ
 福井県では、この水月湖年縞を福井の宝として、教育や観光、地域づくりに活用していきたいと考えており、2018年度には若狭町の三方五湖湖畔に年縞研究展示施設を開館する予定である。今回の協定締結により、今後、年縞研究は高精度な環境復元の研究へと、さらなる飛躍的な発展を遂げていくものと期待している。

■吉田 美喜夫・立命館大学学長のメッセージ
立命館大学では、将来ビジョンR2020後半期計画を現在策定中である。その重要テーマのひとつに、世界中の研究者が集う知の拠点を掲げている。今回の協定締結によって、今後、福井県をフィールドに世界中の研究者が集い、学術成果を世界に発信することを期待している。


※「年縞」とは
 年縞は、季節ごとに異なるものが堆積することにより形成されました。明暗1対の縞が1年に相当し、その縞には過去の気候変動や自然災害の履歴を知る重要なてがかりが記録されています。年縞を解析することで、当時の自然環境(気温、水温、植生など)や自然災害(地震、津波、洪水、火山活動など)に関する精度の高いデータが得られ、国内外で研究が進められています。この他、年縞は化石や異物の年代を特定する放射性炭素年代測定の較正にも使われており、水月湖年縞のデータを用いた較正曲線「IntCal13」が2013年9月に公表されました。これにより、水月湖年縞が、考古学や地質学における「世界標準のものさし」として年代測定の精度を、従来より飛躍的に高めました。



立命館大学 吉田 美喜夫学長(左)/福井県 西川 一誠知事(右)



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