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HEADLINE NEWS:2015年

ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の表面にある糖鎖構造を認識する新しい細胞傷害性抗体を作成 ~安全な再生医療の進展に貢献できるものと期待~

 本学川嵜敏祐上席研究員(総合科学技術研究機構)、豊田英尚教授(薬学部)らのグループは、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の表面にある糖鎖構造を認識する新しい抗体R-17Fを作成しました。

 R-17F抗体は、ヒトiPS細胞を抗原として作成され、iPS細胞を認識するが、胚性がん細胞は認識しないという性質を持ちます。加えて、R-17FはヒトiPS細胞およびヒトES細胞に結合し、細胞傷害作用を持つことが示されました。この性質は、iPS細胞の品質管理とともにがん化のリスクとなっているiPS細胞由来の再生組織に残存する未分化iPS細胞の除去に利用可能なため、安全な再生医療の進展に貢献できるものと期待されます。
 従来からiPS細胞のマーカーとして使われている抗体はいくつかありますが、これらのほとんどは胚性がん細胞を抗原として作成されたもので、胚性がん細胞とiPS細胞を区別できないという問題がありました。
 
[PDF] 参考資料: 新規マーカー抗体によるヒトiPS/ES 細胞の品質管理、標準化および選択的除去

 この成果は、米国生化学・分子生物学会誌「The Journal of Biological Chemistry (JBC)」の9月号雑誌表紙を飾ることが期待されています。
 また、2015年8月2日、第34回日本糖質学会年会において発表予定です。
 加えて、8月27日に開催される イノベーション・ジャパン2015への出展が決定しています。

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