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HEADLINE NEWS:2015年

京都市指定有形文化財である長江家住宅の保全と活用について、株式会社フージャースコーポレーションと連携協力に関する覚書を締結

 5月27日(水)、立命館大学は株式会社フージャースコーポレーション(東京都千代田区)と京都市指定有形文化財(建造物)・長江家住宅の保全と活用について連携・協力することを目的とする覚書を締結し、報告会が長江家住宅にて行われました。
 今回の覚書では、民間事業者と教育・研究機関である大学が連携し、京都の歴史・文化を象徴する大型京町家を保全・活用し、公的機関である、京都市、京都市景観・まちづくりセンターがサポートするという、これまでにない新しい取り組みを実現しました。
 本学では、これまでも継続的に京町家や船鉾、長江家住宅に関する調査研究を行っており、学生による長江家住宅運営や船鉾保存会の山鉾行事をサポートしてきました。今後は教育・研究機関として、収蔵品のデジタルアーカイブ/暮らしの文化・京都学等の研究、京町家を活用した学生・院生の京都伝統文化や暮らしの理解促進を通じ、京都固有の暮らしの文化、空間の文化及びまちづくりの文化の継承および発展による地域貢献を目指します。




(左から) 公益財団法人 京都市景観・まちづくりセンター 青山吉隆 理事長、立命館大学 吉田美喜夫 学長、
長江家8代目当主 長江治男氏、株式会社 フージャースコーポレーション 廣岡哲也 代表取締役会長、
京都市 門川大作 市長




<長江家住宅概要>
下京区新町通綾小路通下ル船鉾町に位置し、中二階型の主屋を南北二棟持つ大型京町家。
長江家は1822(文政5)年に転居し、現在の北棟の土地に店舗兼住居を構えた。1864(元治元)年、禁門の変により当時の主屋は焼失するが、1868(慶応4)年に現在の北棟が再建され、その後1905(明治40)年に南棟が新築され、現在の姿になった。代々呉服の卸を営んでおり、建物だけでなく明治以降の商い道具や生活用品等、貴重な品々が大切に受け継がれている。職住一体型の典型的な町家の佇まいを今に伝える数少ない京町家である。2005(平成17)年に京都市指定有形文化財(建造物)に指定された。建物は間口7間、奥行30間、面積200坪(700平米)余。

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