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HEADLINE NEWS:2014年

日本初の海外大学との共同学部「大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部」が中国・大連で開講

大連理工大学と立命館大学は、「大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部(以下、共同学部)」を、2014年9月9日(火)に中国・大連理工大学キャンパス内に開講し、1期生となる中国人学生100名を迎え入れました。日本と海外の大学による共同学部は初の試みで、同学部は中国政府の認可を受けています。

大連市は中国政府にソフトウェア産業模範都市に指定され、ソフトウェア関連企業が集中しています。そのうち約8割は日本向けのソフト開発を手がけ、日本語や日本事情に通じた人材育成が急務となっています。

共同学部は、大連理工大学側からの提案をきっかけに2009年から両大学が協議を始め、約5年をかけて開講に向けた準備を進めてきました。「アジアに立脚したIT国際教育スタンダードの確立」を基本コンセプトとして、中国人学生を中心に日本を含めた諸外国の学生も受入れの対象とし、理論と実践のバランスがとれた国際的に活躍できるグローバルIT人材の育成を目的とするものです。

共同学部の教育内容は、教養科目および語学からなる基礎科目、専門基礎科目、専門科目といったカテゴリーから構成される立命館大学情報理工学部のカリキュラムを基本としています。卒業に必要な単位数を178単位に設定し、卒業研究を含む専門科目群60単位程度を立命館大学が提供します。提供科目については、立命館大学の教員(延べ人数で20数名程度)が、中国に赴き日本語で授業を行います。入学定員は100 名であり、内40 名は3 年次に立命館大学情報理工学部へ転入学し、4年間で両大学の学位を取得することができます。

また、立命館大学としては、アジアの大学と協働して新しいものをつくり出すという経験や、優秀な留学生を毎年大規模かつ安定的に迎え入れることでキャンパスの国際化につながること、そして日本人の学生が共同学部を通じて容易に中国・大連の日本企業などにインターンシップすることが可能になることなどの効果が期待されます。

開講式では、学校法人立命館の長田豊臣理事長が新入生を前に「中国と日本の大学による学部の共同設立・運営は、両国で初の試みです。語学や技術のみならず、お互いの国の社会や文化、意思決定方法などを学び、中国と日本をつなぐ人材、ひいては国際社会で活躍できる人材を育成していきたいと考えています」と挨拶の言葉を述べました。
また、大連理工大学の郭東明学長が「新入生皆さんが将来的にソフトウェア産業のリーダーになれるように頑張ってほしいと思っています。人生の豊かさは理想の高さによって決まります。国際情報ソフトウェア学部の1期生として、基礎知識の習得とともに国際視野を広げ、将来のソフトウェア産業の最先端で皆さんが活躍することを期待しています」と述べました。
新入生代表として挨拶した解百奥さんは、「日中で初めての共同学部に入学できて光栄です。この4年間を無駄にしないように勉学に励みたいと思います。ITの他に文化や言語も勉強していきたいと考えています。共同学部で勉強したことを活かし、世界のソフトウェア産業に貢献できるように頑張っていきます」と決意の言葉を述べました。


 

 

 



【写真1枚目】
大連理工大学の郭東明学長(左)と学校法人立命館の長田豊臣理事長(右)の握手、後は新入生
【写真2枚目】
大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部の開講式の様子
【写真3枚目】
新入生オリエンテーションで挨拶をする共同学部日本側学部長の大久保英嗣情報理工学部教授

■大連理工大学-立命館大学国際情報ソフトウェア学部の詳細はこちら→

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