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HEADLINE NEWS:2014年
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社会人対象グローバルリーダー育成講座「立命館西園寺塾」を開講~多彩な講師陣を揃え、アジア的知性を持った新たな価値創造を担うリーダーを育成する~
学校法人立命館は、学祖・西園寺公望の名を冠した社会人対象のグローバルリーダー育成講座 「立命館西園寺塾」を4月26日(土)開講しました。勤労者のための夜学として始まった立命館が、再度、社会人教育に本格的に取り組む第一歩です。
明治維新以降、日本の発展の礎となってきた西洋的価値観のみでは、未来が描けない時代を迎えています。日本と世界の閉塞感を打ち破るヒントは、日本やアジアの風土と歴史・伝統文化・価値観、すなわちアジア的知性にあるのではないかと、立命館は考えました。すでに立命館は、2000年に立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)を開学し、その実践を始めています。
立命館西園寺塾では、生きる指針としての「哲学」を持った次代を担う社会のリーダー育成を目指します。立命館大学元教授で哲学者の梅原猛氏、京セラ株式会社名誉会長の稲盛和夫氏のお二方を最高顧問に迎え、東京大学名誉教授の御厨貴氏、立命館大学国際関係学部特別招聘教授で元外務事務次官の薮中三十二氏、日本大学教授の水野和夫氏、静岡県知事の川勝平太氏など、政治・経済・国際関係・自然科学・芸術はじめ多様な分野の第一人者が講師を務めます。
プログラムは、講義(ディスカッション)とフィールドワークで構成します。受講生の主たる年齢層は40歳代、産業界等の第一線でご活躍の、23名(男性20名、女性3名)の方々です。
近代日本の先駆的国際人・西園寺公望の精神を引継ぎ、「世界のなかの日本」がどうあるべきかを考える、強靭(タフ)で、かつ“しなやかさ”を持った「未来を生み出す人」を育成する決意です。
開講式にあたり、最高顧問を務める梅原猛氏は「国際化の中で、文化力と経済力はもちろん大切だが、企業は哲学と倫理をもたなければならない。哲学と倫理を一体として身につけて日本企業を支えていくことが、日本を支えていくことにつながる。西園寺塾では最高の講師から哲学と倫理を学ぶことができる。講座を聞いてディスカッションすることで、日本の企業を牽引する人材が生まれるのではないか。しっかりと学んでほしい」と述べました。また、塾生を代表し、藤井茂樹さん(三井住友銀行企業調査部グループ長)は「企業においてもアジアと結びつきを強めていかないといけない時代だ。政治や外交などの問題もあるが、個人レベルでも課題はあると感じている。相手のことを知る努力をすることはもちろん、自らのことをよく知り、しっかりとしたアイデンティティを持たなければいけない。西園寺塾の目的の一つでもある『利他の精神』を持ち、学びを通じて社会や組織の中で果たすべき役割を再確認していきたい」と決意の言葉を述べました。
■立命館西園寺塾の概要
開講期間:2014年4月26日(土)~2015年1月31日(土)
講 義:24回程度(稲盛生き方コースおよび梅原文明コースはセット受講)
会 場:立命館東京キャンパスおよび各フィールドワーク先(伊勢・東北・京都・九州)
運営体制:
【最高顧問】
梅原 猛氏、稲盛 和夫氏
【名誉顧問】
西園寺 裕夫氏
【塾 長】
安田 喜憲(立命館大学環太平洋文明研究センター長、国際日本文化研究センター名誉教授)
【副 塾 長】
渡辺 公三(学校法人立命館 副総長)
【講 師】
御厨貴氏(東京大学名誉教授)、薮中三十二氏(立命館大学国際関係学部特別招聘教授、元外務事務次官)、水野和夫氏(日本大学教授)、川勝平太氏(静岡県知事)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長、東京大学名誉教授)、常盤文克氏(元花王株式会社会長)、他

開講式で挨拶を行なう梅原 猛氏

開講式後の集合写真、最前列左から4人目が西園寺裕夫氏、5人目が長田豊臣・学校法人立命館理事長、6人目が梅原 猛氏、7人目が安田喜憲・塾長
