経営大学院
ゲストスピーカー
2011年5月20日(金)
競争戦略U2 濱田初美教授
ゲスト:Monitor Group パートナー(日本代表)
西谷 洋介 氏
競争戦略の実践
立命館大学経営大学院は、モニターグループパートナーで日本代表の西谷洋介氏を招聘し、「競争戦略」(濱田初美教授)の特別講義を行った。
モニターグループは、「競争戦略論」のマイケル・ポーターを中心にハーバード大学経営大学院の教授陣によって1983年に創設されたコンサルティング・ファームである。
西谷氏によれば、最近の戦略は、イノベーションとの境界が曖昧になっている。目標に向け、有効なチョイスを組み合わせる。ベストプラクティスは模倣されやすいが、戦略的自由度は拡大し、新しいポジションをとる可能性も出てくる。
新しいポジションをつくり出すためには、
①現状のついての深い分析的な理解、
②顧客価値、オペレーションについての創造性、
③トレードオフを伴うチョイス、
④リスクテーキング、が必要である。
過去10年間におけるイノベーションでは、2%以下のプロジェクトが90%以上の価値を創造している。企業が実施するイノベーションの大半は、製品サービスのパフォーマンス向上に過ぎない。しかし、パフォーマンスの向上のみによって創造される価値は限られる。ビジネスモデルの独自性で成否を分けるのは、ファイナンスやデリバリー等である。
日本企業の躍進には、強味の再定義が必要だ。例えば、一点突破型技術、バリューチェーンの組み換えと世界規模の追求、カスタマーデリバリーの見直し、グローバルなインフォーマルネットワークの構築等を行うべきである。
今後の経営者は、正しいリスクを取らなければならない。
社会人院生の積極的な質問が相次ぎ、講義後の懇親会でも活発な意見交換があった。
以 上





