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                                                             2010年10月28日

                                                             立命館大学 文学部

2012年、文学部が変わります

-学域・専攻制度の導入について-


 

 立命館大学文学部は2012年度、新たに「学域」という教学区分を設けて、内容的には1927年の創設以来、最大となる改革(カリキュラム再編)を実施します。

 「学域」とは、端的には、複数の専攻を束ねて構成される(*)新たな初年次教育の枠組みです。これまで「専攻」ごとに設定していた入試の募集人数もこの「学域」単位で設定することとし、ここでの初年次教育をつうじて2回生以降に所属する「専攻」を決定します。(* ただし、心理学専攻だけは単独で学域を構成します。)

  しかし、私たちが「学域」を導入することで創出しようとしているのは、人類が築きあげてきた人文学を基礎から学び、しっかり身につけるとともに、それを未来につなげる〈場〉にほかなりません。

 「学域」は、2回生以降に所属する「専攻」で高度な学問を学ぶための準備を丁寧に行う〈場〉として設計されており、「専攻」もまた、そこに所属してからも複数領域の学問に触れつつ新たな知の創造に参加し、それを国際的に発信していくための〈場〉となるのです。

 

※内容に関するお問い合わせは、 立命館大学文学部
      TEL 075-465-8187 までお願いいたします。

 

 

1.改革の背景

 (1)文学部の歩みと到達点、そして新たな改革への気運

 立命館大学文学部は、1997年に創設70周年を迎えるのを機に、人文総合科学インスティテュートを設置しました(1996年; 以下「人文インス」と略)。2002年度にはこの人文インスを学際プログラムへと改称し、新設の総合プログラムと国際プログラムをそれに併置して、この3プログラムを新たな人文インスとして束ねました。ついで09年度には、総合プログラムを京都学プログラムと言語コミュニケーションプログラムの2プログラムへと再編しました。 こうして文学部は現在、伝統的な10専攻に上記4プログラムを加えた、多彩な学びの場となっていますが、他方で2004年度、それまでの哲学・文学・史学・地理学の4学科を人文学科へと統合し、06年度にはそれに心理学科も加わることで、「1学科制」への移行も果たしていました。 つまり、上記の諸改革をとおして立命館大学文学部が追求してきたのは、第一に、人類の歩みとともに培われてきた専門的諸学問(ディシプリン)の成果を維持・継承しながら人文学をさらなる高みへと発展させることであり、第二に、現代社会の諸課題に対処すべく、既存の学問体系には収まらない新しい切り口、視点によって人文学を学際化、総合化、国際化することにほかなりませんでした。 これらの改革は一定の成功を収め、既存の学問観とは別の発想で立ち上げられた4つのプログラムも、いまや堅固な専門領域(専攻)として高度化するにふさわしい教学的な足場を備えもつに至りました。また、近年明らかになってきた現代的ニーズに応えるべく、新たな専攻を立ち上げる気運も生まれてきました。 10専攻4プログラムは、そうして4つの新領域に加えて18の「専攻」へと改編し、それを8つの「学域」(=入試/初年次教育の単位)で束ねることとしました。( 詳細は下記3のPDFを参照)

 

 (2)初年次教育に対する社会的要請と、それへの現実的対応

 近年、大学には、入学者の大学生活への移行を、〈自己管理〉、〈友人関係〉、〈学習習慣〉といった幅広い観点でサポートすることが求められるようになっています。 ところが、初年次から「専攻」別に細分化された教学では、こうした社会的要請に応えにくいところがありました。また、人文学科という1つの「学科」でこうした課題に取り組むと、今度は専門教育への移行に遅れが生じます。 文学部がこのたび導入する「学域」の、8つという設置数は、この点で、複数専攻間の学問(ディシプリン)としての親和性も考慮した結果としての、上記課題への最適な〈解答〉ということができます。

 

2.「学域」による初年次教育の概要

 立命館大学文学部では、これまでも1回生向けに、少人数で専門教育への導入教育をおこなう「研究入門」というゼミ形式の科目(前・後期)を設置してきました。これ自体、本学のような大規模総合大学の文学部では比較的めずらしいことですが、近年はそこに、同様のクラス規模で〈文章作成〉、〈情報処理〉、〈キャリア教育〉の3つの目的に特化した教育を展開する、「リテラシー入門」という科目(前期のみ)を加え、初年次教育の充実に取り組んできました。

 

  このたびの改革では、まずは「リテラシー入門」を前・後期連続で開講するものへと拡大し、上記の3つの目的に〈自己管理〉、〈友人関係〉、〈学習習慣〉などの観点も加えた、総合的なスチューデント・スキル涵養の機会とします。

 また「研究入門」においても、かつては文学科と史学科というように学科さえ異にしていた複数「専攻」が協働して、学生が自身の適性を選択するのにふさわしい導入期教育を実施します。

 上記のゼミ形式の授業に加え、講義科目においても、「学域」と「専攻」の概要をコンパクトに教授する入門講義(1回生前期)が新設され、概論(1回生後期以降)を経由して「専攻」教学へと系統的に学んでゆく仕組みが、より明確に示されます。

  「学域」とはこうして、伝統と革新の融合によって築かれてきた人文系の諸学が切磋琢磨する〈場〉であるだけでなく、2回生以降に所属する「専攻」で専門を深めるための準備を、学生生活全般にも目配せしながら丁寧におこなう〈場〉としても、構想されています。

  ちなみに、「専攻」教学は見かけ上、これまでの4年間から3年間へと圧縮されることから、それに応じた再設計をおこない、あわせて現代的ニーズに応えた充実を図ります。

 

 こうしたカリキュラム再編は、制度的には2006年にそれへの移行をとげていた「1学科制」の理念を、これまでにない現実的なかたちで体現するもので、それゆえ立命館大学文学部は冒頭、「内容的には1927年の創設以来、最大となる改革」と述べたのです。

 

 

3.改革後の「学科」「学域」「専攻」の全体像  ★印のつく専攻は実験実習専攻

 図1   *表をクリックすると拡大されます。

 

 

  「学科」「学域」「専攻」の全体像および「専攻」決定のプロセス 詳しくはこちら

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