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「たばこの吸殻からリサイクルTシャツを制作」
学生起業家団体「AIO-Input=Output-」がビジネスプランコンテストで優勝!

 

 学生起業家団体「AIO-Input=Output-(以下:AIO)」は、i believeプロジェクト(支援企業:株式会社エリッQoo)が開催したビジネスプランコンテスト「みんなが叶えたい夢ランキング」にて、このたび、第1位の評価をいただきました。

 

 i believeプロジェクトは、「夢・希望・勇気・絆・感動」をテーマに個人や団体の参加者から、叶えたい「夢」を募集し、多くの共感を得た夢の実現支援を行うコンテスト。

 AIOのメンバーは、環境問題に貢献しようと、BKCやキャンパス周辺のごみ掃除をする中で、大量に捨てられたたばこの吸殻をリサイクルする方法はないかと考えた結果、「たばこの吸殻からリサイクルTシャツを制作する」というプランを打ち出しました。

 このTシャツには、「ポイ捨てをする人の気持ちを変えていきたい」という思いを込めています。

 

 

1.立命館大学学生団体「AIO-Input=Output-」について

【概要】

設立年月:2010年10月
構 成 員:4名(経済学部4名) ※(2011年5月現在)
経済学部3回生  澤井慎二

経済学部3回生  杉山直哉

経済学部3回生  加藤雅裕

経済学部3回生  吉岡雅史

団体設立目的

  1. たばこの吸殻をリサイクルし、商品として世の中に流通させることで、たばこのゴミ問題の現状を伝える。そして、ゴミをポイ捨てする人々に意識付けし、社会のゴミを減らしていく。
  2. 学生である構成される当団体が、日本初の社会革新を生み出すことで、周りの学生を誘発し、若者が日本を活気づけられる環境にして行く。

活動範囲:滋賀県草津市・京都府京都市

名称由来

学生時代に勉強したことや、感じた(Input)ことを社会に出てから実際に活かす(Output)ことができるのだろうかという疑問が湧いた。そこで、代表の澤井は学生の間にInputしたことを、自ら外部の専門的な方々と強いネットワークを構築することで、形にして行こうと考えた。Input=Output(頭文字であるIとOをアイオと読み、AIOローマ字読みでアイオとした)

 

【団体設立の背景】

代表の澤井は立命館大学産学協同アントレプレナー教育の中で、アントレプレナーシップを学んだ。
アントレプレナーシップとは起業をする人の精神ではなく、社会や地域で何かを企てようとする気持ちである。個人でも自ら求心力を持つことで、社会問題を解決することができると気づいた(Input)。
その中で澤井が注目したのがたばこの吸殻だ。たばこの吸い殻は2008年、世界で約4兆5千億本のたばこがポイ捨てされた。たばこ吸い殻のフィルター部分は土に還るのに500年という年月がかかるとされており、側溝に捨てられたたばこの吸い殻は直接海に流れ海を汚染してしまう。この問題を解決するにはゴミ拾いする人を増やすのではなく、ゴミを捨てる人を減らすことだ。そのために、リサイクルしながら商品を作って、人々の意識を変えて行こう(Output)と、団体の設立を決めた。

 

【活動内容】

  1. たばこの吸殻のリサイクル製品開発
    フィルターはアセテート繊維からできているので、主に衣服の製作を進めている。他にも名刺などの紙類の商品の開発を企業と連携しながら、目指して活動している。
  2. 清掃活動事業
    地域の方々や立命館大学生が企画・主催する清掃活動に参加し、社会貢献事業を実施。当団体も清掃活動イベントを開催し、環境問題の一つとなるゴミの現状について考える機会を設けている。
  3. ファッションショーの開催
    たばこの吸殻を再利用して製作した衣服などを用い、ファッションショーに参加します。2011年11月に開催される「国民文化祭・京都2011」の中でイベントを行う。

2.たばこの吸殻のリサイクル製品開発について

  1. プロジェクト詳細
  2. 図1消毒

    たばこの吸い殻を再利用するということは、消毒を行わなければならない。当団体では有害物質を消毒する方法を、立命館大学の樋口能士助教授の教えのもと、研究。その結果、圧力鍋に多めの水と、たばこの葉の部分とフィルターを覆う紙を取り除いたものを入れ、水を沸騰させることで、たばこの悪質物質を取り除くことができることが判明。圧力を利用し、有害な物質を追い出すようにして、取り除くということだ。

    図2

    開繊

    次の工程では消毒したたばこのフィルターから糸を製作するために、たばこのフィルターを開繊し、綿状にしなければならない。写真は京都工芸繊維大学の木村照夫教授の協力のもとで製作したものである。回収率は非常に高くなっている。木村教授はリサイクル繊維に長けた方で、当団体へも熱心に指導していただいてくれている。

    図3

    紡績

    大手シキボウの子会社である、新内外綿株式会社紡績部の田辺氏にお話を伺ったところ、たばこのフィルターの繊維は短くて、太いという特徴がわかった。そこで、細くて、長い繊維(超長綿)と混ぜて、混紡糸を製作することに。配合比率はたばこのフィルター:超長綿を3:7とした。左の写真は実際に製作していただいたものである。

    図4

    編みたて

    新内外綿株式会社の田辺氏に布を編みたてるという点で、風神莫大小株式会社を紹介していただいた。小ロッドの生産も快く引き受けてくれた。天竺編み日本繊維製品品質技術センターの調査結果の寸法変化率にも柔軟に対処していただいた。

    図5

    縫製

    縫製は川北縫製工場にお願いした。今回はたばこの吸殻リサイクル布100%で作ったものを公表したかったので、Tシャツの製作に挑戦した。普通はどこの縫製工場も、1~2着の縫製は受け付けてないということだったが、当団体の思いを理解して下さり、協力してくれた。また、デザイン面ではフリーで企業からの仕事を請け負っている、デザイナー2人に協力していただいている。

     

     

  3. Tシャツ商品概要
  4. 特徴としては、たばこの吸殻(アセテート繊維)と綿を混ぜているため、ムラのある生地になっている。
    このむらは、染色するときにいい味が出ると言われている。例えば、アセテート繊維だけを染める染料と、綿だけを染める染料を使用すれば、独特の色が出せるのだ。
    ただし、アセテート繊維は弱い素材であるので、このTシャツを何度も使用すると、毛玉ができやすくなってしまう。商品の概要として説明しておけば、販売に差し障りはない。
    10mの布を製作するのに紡績代で3万円、編みたて代で2万円費やしている。1mの布を製作するのに、5千円費やしているという計算だ。そして、Tシャツに加工する代金は千円ほどなので、原価は1着約6千円である。しかし、中国に発送すれば、原価は3分の1に抑えられると業者は言ってくれているので、あまり問題視はしていない。
    今回のTシャツのサイズは一般男子のMサイズである。10Mの布を作るのに必要なたばこの量は6千本ほどである。

 

3.今後の活動予定

 11月のファッションショーに向けて、たばこの吸殻のリサイクル商品を用意する。
 売上の一部は今回の東日本大震災で被害を受けた方に寄付することを計画している。

 
 

 

 

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