みなさんは「雪割り」という言葉をご存知でしょうか?
先週末は,北海道のある大学で研修会を受けました.その時,ふとグランドを眺めた時,野球場のグランド整備をしている部員たちが目に入りました.もちろん今の時期,北海道のグランドは一面の雪で埋まっています.選手たちは手にスコップを持ち,そして雪を割り,その雪をソリに乗せてグランドの外に搬出していました.横にいた先生に聞きますと,以前はこの時期は南の九州や沖縄等でキャンプをしていたそうです.しかし費用もかかることもあり,また,この作業を部員全員ですることによりチーム力がつき,さらには体力トレーニングになるということで,この「雪割り」という作業をやっているとのことです.
もちろん,部員の思いとはうらはらに延々と雪は降り積もります.日本列島はご存知のとおり,南北に非常に長いです.当然のことながら自然環境も北から南まで,それぞれの特徴があります.その特徴の中でそれぞれが工夫をして,スポーツに専心している若者の姿は非常にたのもしいです.
自然環境あるいは前提条件を全く同一にすることはできません.いわば,今,現実に,目の前にある環境の中で,どれだけのアイデアと知恵をだし,そして工夫をしたトレーニングができるかが,トレーニング効果に影響を与えます.厳しい条件であればこそ効果を高める可能性もあり,またこれらのプロセスの面白さを味わえるかもしれません.
愚痴を言わず,言い訳を言わず,目の前の現実に立ち向かっていく姿勢に,微笑ましく,「雪割り」を眺めておりました.
忠