先日米国スポーツ医学会(ACSM)のニュースレターでは、スポーツ・サプリメントの「規制」への過剰な注目度に警鐘をならしています。
違法なサプリメントへの規制の重視がなぜ問題視されるのでしょうか??
米国ではなんと高校生の60−90%がnutritional supplement(栄養補助食品)をサプリメントとして摂取しているそうです。
これは違法なサプリメントだけでなく、ビタミン剤等の全てのサプリメントを含みます。
日本ではサプリメントというと美容・ダイエットが中心ですが、アメリカでは多くのアスリートが栄養補給やパフォーマンス向上の目的でサプリメントを摂取しています。
これまでACSMも含め多くのアメリカ国内の団体が、違法なサプリメントや、成分表以外のドーピング検査で引っかかるような成分を含んだサプリメント等を販売する業者の摘発に躍起になっていました。
しかし、本当の問題はそういったサプリメントを販売する会社なのでしょうか?
もちろん、サプリメントに関連して、ドーピング禁止リストに関する知識は必要ですが、そもそも市販されているサプリメントのどれが効果的で、どれは効果が期待できないかを区別できる知識が現場のコーチやトレーナーには必要ではないのか?
というのが、このニュースレターの課題です。
僕自身もこの著者の論点に賛成です。
そもそも栄養補助食品としてサプリメントはどうして必要なのか?
そういった情報をアスリートの情報源となるコーチやトレーナーが理解をしていることが,今後さらに求められます。
スポーツ健康科学部の学生には、市販されているサプリメントを含め、栄養補助食品の役割とその効果をきちんと科学的に検証できる知識を身につけ、ジュニアやプロのアスリートに適切な指導をしてもらいたいと思います。
聡