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2012年3月14日掲載
子どもたちの未来を津波から守りたい 長野正道教授が故郷の陸前高田市広田半島を題材にした防災教育教材完成報告と生命科学の授業を実施
長野正道・生命科学部教授が、東日本大震災で被災した陸前高田市立広田中学校・小学校の教員などの協力を得て、防災教育教材(以下:教材)を作成し、同中学校・小学校の生徒・児童全員に250部を送付。震災から約1年を迎える3月8日(木)に、母校でもある同小学校を訪問し、教材の完成の報告を行なった。
将来、再び巨大地震が発生した際、二度と尊い多くの人命が失われることのないよう、子どもたちに津波被害を教訓かしてもらうことを目的に、約10ヶ月間、長野教授が自らの故郷である広田半島で津波被害の文献およびフィールド調査を行ってきた。
教材は、①長野教授が震災前に撮影していた海岸や被災した中学校付近の写真と、震災後の同じ場所の写真を対比し、津波被害状況を視覚的にまとめた部分、②津波が広田中学校を襲う場面を収録した映像(提供:岩手県警察本部)から津波を分析した部分、③岩手県立博物館が所蔵する歴史資料等をもとに、過去の巨大津波の教訓をまとめた部分などから構成されており、津波の地理的・歴史的な情報を知る生きた教材となっている。
また、当日は広田中学校からの要望により、長野教授の専門分野である生命科学をテーマに、子どもたちへのエールを込めた記念授業も行った。長野教授は、「まだまだ、津波の心理的な影響は子どもたちの心に深く残っていると思う。一方で、未来を創っていく子どもたちが津波を正確に理解し、次の世代に伝えていくことも大切。子どもたちの気持ちと相談しながら、防災教育教材を使ってもらえると嬉しい」と述べた。







